切石の石室と石槨3 関東の石舞台・八幡山古墳2
2015.8.3 切石の石室と石槨3 関東の石舞台・八幡山古墳2 直径80mの円墳とされている行田市の八幡山古墳は、石舞台古墳より大きな円墳だったのではなく、前方後円墳の後円部だったのかもしれないと考えてみたのですが、でもそうだとすると、石舞台よりはるかに洗練された石室の切石の壁と、夾紵棺の破片(乾漆棺、漆塗木棺片)が出土したというのが解せないのですよね。 石舞台古墳の壁 八幡山古墳の壁...
View Article切石の石室と石槨6 関東の石舞台・八幡山古墳の被葬者は?
2015.8.6 切石の石室と石槨6 関東の石舞台・八幡山古墳の被葬者は誰か? かつての武蔵国は広大で、7世紀の律令制以前には、无邪志(むさし)、胸刺(む(な)さし)、知々夫(ちちぶ)の3つの地域にそれぞれに国造が置かれていたそうですが、そのうちの无邪志の国は荒川流域を支配地とする国で、その中心が埼玉県の行田周辺の古代埼玉(さきたま)地方だったのです。...
View Article切石の石室と石槨9 関東の石舞台・八幡山古墳の被葬者は誰か?4
2015.8.9 切石の石室と石槨9 関東の石舞台・八幡山古墳の被葬者は誰か?4 「朝廷は笠原使主を武蔵国造と定め、小杵を誅した」ということからも分かるように、国造というのは「地方に割拠していた豪族」ではなく、朝廷が地方経営のために定めた地方長官のようなものだったのですから、国造が支配していた地域は朝廷の支配下に置かれていた地域だったのです。...
View Article佐野勝司著「石ひとすじ 歴史の石を動かす」
2015.8.10 佐野勝司著「石ひとすじ 歴史の石を動かす」 読んでみて、いろいろと納得できたことがありました\(^o^)/。この本をご紹介くださったkillyさま、ありがとうございました。...
View Article藤ノ木古墳
2015.8.14 藤ノ木古墳 6月に法隆寺について考えていた時、土地勘も方向感もない私は法隆寺がどこにあるのか地図上でなかなか見つけられなくて<(_ _)>、一度行ってみなくっちゃと思っていたのですが、ついに行って来ました(^o^)。http://blogs.yahoo.co.jp/sweetbasil2007/42205671.html...
View Articleプレートテクトニクスとヒマラヤ
2015.8.16 プレートテクトニクスとヒマラヤ 最近地震や噴火の報道が増えてきているな~と感じていたのですが、桜島の噴火警戒レベルが4に引き上げられたという報道を見ると、まるで小松左京著『日本沈没』のプロローグが現実化してきたような不安を感じさせられます<(_ _)>。...
View Article高松塚古墳とキトラ古墳の被葬者
2015.8.18 高松塚古墳とキトラ古墳の被葬者 日本の王族が前方後円墳に葬られていた6世紀に、形の全く異なる円墳に葬られたのは、百済の王族であろうとここまでに推理しましたが、http://blogs.yahoo.co.jp/sweetbasil2007/42290389.html...
View Article百済の王子・余善光と善光寺
2015.8.19 百済の王子・余善光と善光寺 余善光は、「天智3(664)年 難波(大阪市)に住まわせられ、特に賜物を受けさらに封戸100戸を加増されて通計200戸と優遇された」そうです。...
View Articlepcat2sさまのコメントへのお返事
2015.8.23 pcat2sさまのコメントへのお返事 「いろいろお世話になります。こちらは余り進んでいませんが、飯田市の隣に阿智村があり、阿知使主との関係も気になるところで、科野と百済王とは何か縁があったのかなとも考えています。それと、河内長野市に本多町があり、善光との関係を少し調べてみましたが、これもよくわかりませんでした。」...
View Article7世紀の人・本田善光って「ほんだよしみつ」なの?
2015.8.24 7世紀の人・本田善光って「ほんだよしみつ」なの? pcat2sさまから善光寺のコメントをいただいて善光寺について調べてみた時に開基が本田善光だと知って、「本田善光 Who?」と調べてみたところ、「ほんだよしみつ 信濃国麻績郷の住人 名もなき庶民 伝承上の人物 月蓋長者、聖明王の生まれ変わり」などと記されていたのですが、どれも私には違和感がありました(^o^)。...
View Article本田善光は百済の王子・余善光4
2015.8.25 本田善光は百済の王子・余善光4 善光寺縁起にあった「本田善光は国司の従者として都に上った」という記述から、余善光は百済の王子として優遇され、来日して間もなく郡司の役職に就くことができたのではないか?と考えたのですが、よく考えてみるとこの縁起の記述にはおかしなところがあります(^_^.)。...
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