2015.8.16 プレートテクトニクスとヒマラヤ
最近地震や噴火の報道が増えてきているな~と感じていたのですが、桜島の噴火警戒レベルが4に引き上げられたという報道を見ると、まるで小松左京著『日本沈没』のプロローグが現実化してきたような不安を感じさせられます<(_ _)>。
けれど、そのようなはっきりと誰にでも分かる激烈で急激な変化だけではなく、埼玉県行田市の5~6世紀には「さきたまの津」だった所が8世紀には内陸の沼や湿地になり、15世紀には水田や城下町になって、20世紀には住宅地やゴルフ場になっているというように、海面の高さや地形は地球規模で常に変化し続けていたのです。
先日プレートテクトニクスについて書きましたが、
このことについて先日の新聞に、ヒマラヤがどのようにできたのか分かりやすい図解が載っていましたのでそれをここに載せておきますね(^o^)。
今から2億5千万年前には、今ある大陸のほとんどは地続きの一かたまりの陸地で、これをアルフレート・ヴェーゲナーがギリシャ語で「すべての陸地」を意味する「パンゲア大陸」と命名したのだそうですが、このパンゲア大陸は、2億年前にバラバラになり始め、
インドが北上し始めて、今から5千万年前から4千万年前の間にユーラシア大陸に衝突してその間にあった海が押し上げられてヒマラヤができたのだそうですが、今もインドは年に5㎝ほど北上し続けているので、エベレストは少しずつ高くなり続けているそうです。
2015.4.25に起きたネパールの大地震では、山頂の場所や高さが数㎝変化した可能性があるのだそうですが、それでは、インドはいつかは全部がユーラシア大陸の下に潜り込んで消滅してしまうのでしょうか<(_ _)>?
海が押し上げられてヒマラヤ山脈となっていった過程は↓
こうしてできたヒマラヤ山脈には、世界の高い山トップ10のうちの9つがあるそうです。