新聞に「知能の謎を解き明かす」という記事があったのですが、その記事によると、最近よく聞くようになった「AI」はそれほど新しい技術ではなく、現在のAIブームは1950年代、1980年代に次ぐ第3次ブームなのだそうです。
現在のブームは、「深層学習(ディープラーニング)」という手法が開拓されて、利用の可能性が広がったためなのだそうで、深層学習では人間の脳の動きを模したネットワークを使うことによって、膨大なデータからAIが自ら特徴をつかみ出し画像や音声を分類できるようになったのだそうです。
具体的には、例えば猫の写真を何枚も読み込ませることで、AIが自ら猫の特色を会得し、猫の写真かどうかを見分けられるようになったのだそうですが、2012年には、コンピューターはパターン認識が苦手で犬と猫を区別することができないという記事がありましたから、この6年でAIは目覚ましく進歩したのですね(^o^)。
文献はウソ八百の供述書のようなものなのに、学者さんたちの既存の歴史解釈はその「ウソ」を事実と信じてひたすらつじつまを合わせようとしているものばかりで納得できなかったので、ウソによって生じた矛盾を手掛かりにして事実を探り出すのは探偵の仕事だろうと考え、私は2009年にこのブログで「古代史探偵・推古」の歴史探訪を始めたのですが(^_-)、コンピューターはワトソンから急速にホームズに変貌しつつあるようです。
膨大なデータを記憶し処理する能力を持つコンピューターがパターン認識をも習得したとなると、コンピューターはあっという間に歴史の繰り返しのパターンを認識し、矛盾したデータや解釈をはじいて論理的で矛盾のない「古代史」を提示してくれるようになるかもしれませんね。そうなったら私は「古代史探偵」を廃業します(^o^)。
でも、もしもAIが科学的・論理的な歴史を提示し始めてしまったら、作り話のカミサマを自分たちの権威や権力や財源の根拠としている人たちは根拠を失ってしまいますから、何が何でも阻止しようとするのでしょうね<(_ _)>。神社本庁とか、神道議員連盟とか、日本会議とか、森友学園とか・・・・
現実の世の中は、コンニャクやレンガなどの経済的なメリットで動いていくようですから、AIが『記紀』のウソを暴いて古代史の謎を解くような方向に向かうことはないかもしれません<(_ _)>。
この進化したAIは、現在は少子高齢化による人手不足を解消するためにあらゆる作業を自動化することや、フィンテックに応用して合理的な投資を追及するなどの方向に使われているようです。
「大阪地検特捜部が、決裁文書を改竄したとする虚偽公文書作成罪などでの告発を受けていた佐川氏ら38人全員を不起訴処分とした」というニュースを聞いた時、「あれ、これも忖度なのかな?」と思ってしまったのですが<(_ _)>、合理的な判断をするAIは、忖度などしないのでしょうね~。
でも合理性の判断に「情状酌量」という要素を組み込むことや、人工知能に感情があるように振る舞わせることはできるのだそうですが。
さっきテレビをつけたら、横須賀で3万年前の人たちが作った100mにわたって一列に並んだ大きな穴が発見されたというニュースが流れていましたが、いったい何なのでしょうね??