2018.5.30 「金印・志賀島・安曇族」
福岡では発見や発掘が相次いでいるようで、ミュージアムショップには「郷土歴史シリーズ」がたくさん並んでいたので、金印のレプリカと一緒に何冊か購入して来ました。つじつま合わせの総論よりも、地域資料の方が本当の歴史が見えてくるので面白いのですよね。
その中にNo.12の「金印・志賀島・安曇族」があったのですが、最初のページに
8世紀成立の古事記や日本書紀が語る日本成立の神話は一つの参考ではあるが、それが真実とは誰も信じまい。
と記されていました。エ~ッ、そうなの? それじゃ歴史学者さんたちは『記紀』のつじつま合わせをオシゴトにするのは止めたの?? とてもそうとは思えないけれど・・・・・
それでは昨今の神社ブームや、神話を根拠にした国会議員の「天壌無窮の神勅」などという発言や、神話や国家神道による洗脳教育をしようとしている森友学園の建設を不正をしてまで推し進めようとしていた「日本会議」所属の議員や官僚はいったい何だったのでしょう? 信じてもいないのに国会の場では信じているふりをしたり、子供たちに教え込もうとしたりしていたということなのでしょうか?
やはり社会が非論理的・非科学的な神話を信じないようになってきていることに危機感を持った神社本庁が、お金を使ってでも不正な手を使ってでも「神話離れ・カミサマ離れ」を食い止めようとしているということのようですね<(_ _)>。
昨日の朝ドラに、「さまざまな技術の中で、ロボット技術だけは日本が先行しているのはなぜか?」というセリフがあったのですが、その答えは「日本にはカミサマがいないから」だったのですよね。「え?日本には八百万(やおよろず)ものカミサマがいる事になっていて、大勢の人が神社に行列しているでしょ?」と思ったのですが、日本のカミサマは神社を造った人の祖先であって宗教ではなかったから、教義はなかったのですよね(^o^)。
一神教ではニンゲンに似たものを作ることが教義で禁止されていたので、ロボット開発が進まなかったのだそうです。そういうことだったのか(^_^.)。これは「偶像崇拝禁止」のことなのでしょうか?でも、キリスト像や、聖母マリア像や、聖人像はたくさん作られていますよね??
先日の新聞に「アイルランドで中絶を容認」という記事がありました。カトリック教徒が多いアイルランドでは、性犯罪の被害者であっても中絶が認められていないため、英国に渡って手術を受ける女性が後を絶たなかったそうで、中絶の是非を問う国民投票が行われたのだそうです。
あれ?英国もキリスト教なのでは?と思ったのですが、ヘンリー8世が王妃を離婚して若い侍女と結婚するために、離婚を認めないカトリックを辞めて英国国教会を作ってしまったのですよね。同じ神様が英国国教会では離婚も中絶も認めているようです。
カトリックは同性愛も認めていないそうですが、この国民投票を主導したバラッカー首相は同性愛者であることを公表していて、15年には同性婚も国民投票で合法化されているそうです。
ニンゲンは胎児の初期にはみな生物の基本形としての女性だそうで、生まれた時にホルモンの関係でどちらかになりきれていなかったとしても、それは本人の罪でも責任でもないのですから、LGBTは非難されたり差別されたりするようなことではなく、それこそ神様を信じている人こそ「神の思し召し」として受け入れるべきですよね(^o^)。
ところで、最近は地球にいろいろ異変が起きているようで、喜多方市高郷町(旧高郷町の揚津地区)では、先月20日から地滑りが原因で道路や地面が割れ始めて、その亀裂が現在100mを越して広がり続けており、周辺の道路が通行止めになったり避難勧告が出されるなど影響が広がっているそうです。不気味ですね<(_ _)>。