玄界灘から有明海に続く平野はいつ頃まで海だったのかを遺跡から確認してみようと、福岡空港からまずは一番近い所にあった板付遺跡と福岡市埋蔵文化財センターへ行ってから太宰府に向かい、翌日大野城跡~金隈遺跡~鴻臚館跡~福岡市博物館を回って、3日目に伊都国と志摩国に向かったのですが、その途中で思いがけず「金武古墳群」と夫婦塚古墳の石室に巡り会ったため、今回の記録は突然金武古墳群から始めてしまいましたが、初日に戻ります(^o^)。
板付遺跡
板付遺跡の弥生館
板付遺跡は縄文時代から弥生時代にかけての集落遺跡で、台地の上の二重環濠に囲まれた集落と、その周囲の沖積地に広がる長方形に区画された水田跡からなる遺跡だそうですが、空港からそこに向かいながらちょっと違和感がありました。左手には高台が続いていたのですが、向かった方向は土地が低くて平らだったのです。板付遺跡が縄文時代からの遺跡ってホントなのかな~??もしそれがホントだとすれば、縄文の末期の弥生時代に移行しつつある時代のものなのではないのかな?
もし縄文時代からの遺跡だとする根拠が縄文土器が出たからということなのであれば、その土器は縄文人が作ったものだとしても、それを使っていたのは後の時代の弥生人かもしれませんよね(^o^)。21世紀の我々だって、江戸時代や鎌倉時代の焼き物を大事に使っていたりしますし、もっと古い縄文土器や弥生土器などにはすごい値段がついていて大事にされているではありませんか(^_-)。
ここに二重環濠で囲んだ集落を作って稲作をしていたのは弥生人なのでしょうけれど、ここに縄文時代から人が住んでいたかどうかは疑問です。ここの標高は10m前後のようですから。
5.3に始まったハワイ島のキラウェア山の噴火はまだ収まる気配もなく拡大してるようで、大噴火も心配されているようですが、5.11には4.26以降噴火が続いていたインドネシア・ジャワ島のムラピ山が、噴煙が火口から約5500m上空まで達する水蒸気爆発を起こしてアディスチプト国際空港が閉鎖されたそうです<(_ _)>。
インドネシアでは、2017年11月にバリ島のアグン山で、今年2月にはスマトラ島北部のシナブン山で、3月には東ジャワ州のイジェン山で大きな噴火があり、フィリピン・ルソン島南部のマヨン山や日本の草津白根山でも1月に水蒸気爆発があって、硫黄山・新燃岳でも3月から噴火が続いています。プレートの動きやマグマの活動はどんどん激しくなってきているようです<(__)>。
「世界で最も危険な火山10」の中には、日本の火山が硫黄島・阿蘇山と2つも入っているのですね(T_T)。その危険性の選定基準は「100年以内に噴火の恐れ」「100万人以上の命が危険にさらされる可能性がある」の2点だそうですが。