2018.5.1 金武古墳群 夫婦塚古墳
太宰府へ行って来ました。やっぱり行ってみないと分からないこと、行ってみて分かることってたくさんありますね\(^o^)/。
地元の方からいろいろなお話も聞けましたし、入手した資料や出版物や図録や写真などの情報量も膨大なので、これらを整理しながら少しずつ考えてみたいと思いますが、とりあえずホット・ニュースを一つ。
古代の怡土(いと)国に行こうと日向峠に向かっていたら「金武古墳群→」という表示が道に出ていたのですが、私は全く知らなかったので、どんな古墳群なのか行ってみることにし、矢印の方向に向かうと小高い丘の上の畑に出たのですが、その先の表示がありません。きょろきょろ探していると、少し離れた所に説明板のようなものが見えたので、あれかな?と思ったのですが、今度はそこに行く道が見つかりません<(_ _)>。
何が書いてあるのか見えないので困って、たまたま近くの畑にいた女の方にどうやったらあそこに行けるのかお聞きしてみると、その畑を通って行くしか道はないということで、私有地の畑を通らせていただいたのですが、「古墳は暗くて懐中電灯がないと見えないから」と、わざわざ懐中電灯を持って御主人が古墳まで来てくださいました。こちらからは見えなかったのですが、案内板の反対側に大きな横穴式の石室が開口していたのです。
石室のきっちりと造られた入り口にも驚いたのですが、中に入ってみてさらに驚きました。壁も天井も大きな一枚岩で造られていて表面がきれいに加工されていたのです。
石室入り口
壁
天井
説明
説明板には「直径25mの早良平野では最大級の円墳」と記されていましたが、福岡県の文化財情報には「2号墳は周溝内側で一辺約35mの方墳である。墳丘の高さは、約4.5m。全長11.5mの複室の横穴式石室が、南側に向かい開口する。玄室は各面を1石ずつの花崗岩の巨石で組み上げたものである。石室はほぼ完全に残り、現在も中に入ることが可能。」と記されていました。
ここは御主人の御実家の畑で、子供の頃はよくこの石室の中で遊んでいたのだそうですが、今はここにお住まいではないそうで、この日はたまたま御両親の家を見回りにいらしたのだそうです。おかげで運よく石室を見てお話を伺うことができました\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。