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Channel: 歴史探訪
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台地の端(はな)2

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古い神社はみな、台地の端という同じような地形のところに造られていますが、これは偶然ではなく、海に面した台地の端には人類が日本列島に到達した頃から人が暮らしていたのですよね。
 
だから台地の端には、旧石器時代~縄文時代~弥生時代~古墳時代の遺跡や貝塚があり、支配者の墓である古墳や、被葬者を祀った祖廟である神社があるのです。
 
そしてそこは、武士の世になると支配者の城が造られ、江戸時代になると大名屋敷となり、明治になると皇族や華族や財閥の屋敷となり、近代になると学校や公共施設が造られるというように、いつの世にも人が住んでいた場所なのです。
 
実は「古代の地形から『記紀』の謎を解く」に書いたように、私が地形の変化に気が付いたのは、なぜ神社はみな石段の上にあるのだろう?なぜ海の近くではないのに神社の由緒には海が出てくるのだろう?という素朴な疑問からだったのです。「偉大な知性」をお持ちの学者さんたちにとっては、そんなことは疑問に思うようなことではないようなのですが(^_-)
 
簸川神社はこの石段の上
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牛天神はこの石段の上
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愛宕神社はこの石段の上
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湯島天神はこの石段の上 
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神田明神はこの石段の上 
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というように、たいがいの古い神社は台地の端に作られているのです。
 
 
ところで次から次へと出てくる不祥事で、セクハラ問題の方も拡大するばかりのようです。佐川氏の件と福田氏・矢野氏の件は、どちらも同じ財務省の問題として報道されているようですが、性質や背景が全く違うのですよね。
 
佐川氏の件は、「神社本庁・日本会議・神道政治連盟・美しい日本の憲法を作る国民の会」などと「安倍首相と日本会議国会議員懇談会・神道政治議員連盟に属する議員たち」が、国民を「虚偽の国家神道」で縛っていた戦前の体制に戻そうとしていることに財務省が忖度した不正と、その不正を隠すために隠蔽工作をしたことが問題なのであって、こちらは議員の教育への口出しや文科省の忖度件と同根であり、福田氏のセクハラとそれに対する矢野官房長や麻生財務大臣の発言は、政治や官僚のトップにいる人たちの認識や考え方が「女に人権はない」とされていた戦前のままだということが問題なのであって、相撲協会のカミサマを口実にした女性排除と同根なのです。
 

去年から世界中でセクハラへの問題提起と「Me too」の運動が盛り上がっている中で、日本は反応が鈍いと言われていましたが、政治家・官僚・相撲協会などの意識や認識は「女は男の付属物」という戦前の考え方のままのようです<(__)>


「セクハラをしたという認識はない」ということは、「自分がしたことはごく普通のことであって、セクハラと非難されるようなことはしていない」ということなのでしょうね。
 
4年前にも議員の女性に対する人権意識の低さが海外のメディアから非難されたことがありましたが、4年経ってもその頃と意識や認識は少しも変わっていないようです<(_ _)>
 
 
今年は花が咲くのが本当に早まっているようで、例年は連休頃に最盛期を迎えるひたち海浜公園のネモフィラも、あしかがフラワーパークのフジも、羊山公園のシバザクラも、もう満開になってしまって連休までもたないようです<(_ _)>。ナニワイバラは早くも散り始めています(T_T)
 
ナニワイバラ
イメージ 6

 

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