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水稲荷と穴八八幡77 神社は誰のもの?2

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2018.3.27 水稲荷と穴八八幡77 神社は誰のもの?2
 
八幡神社の総本宮の宇佐八幡でも、神社本庁から送り込まれた宮司に対して市民の間から罷免を求める署名活動が起きているそうですが、神社って一体誰のもので宮司を決めるのは誰なのでしょうね?祖廟であれば、祭主(神主)は当然「名負いの氏」である子孫なのでしょうけれど、八幡神や稲荷神やアマテラスには元々子孫はいないのですし。
 
 
「祖廟」ではない神社は、その存続を支えてきた地元や氏子ものなのでしょうか?神社の収益でラスベガスで賭博をしていたような世襲宮司のものなのでしょうか?それとも地元や氏子の意向を全く無視して本庁から宮司を送り込んでくる神社本庁のものなのでしょうか?
 
本庁が食指を伸ばさないような小さな神社はともかくとして、莫大な収益のある有名神社では、今後こういったもめごとはどんどん増えてくるのでしょうね。
 
すでに日光東照宮(1985)・明治神宮(2004)・梨木神社(2013)・気多大社(2010)・富岡八幡(2017)は神社本庁から離脱しているそうで、2005年からの10年間で214社が神社本庁から離脱したのだそうですが、今年は2018年ですからもっと増えているのでしょうね。
 
私は2012年に能登探訪に出かけた時、「気多大社が神社本庁から離脱した」ということを知って、初めて「神社本庁」というものがあるということを知ったのですが<(_ _)>
 
あちこちの神社に行列して恋愛だの子授けだの金運だのの成就を願っている人たちのほとんどは、神社の後ろにそんな組織があるなどとは知らないのではないでしょうか。
 
富岡八幡宮で殺人事件が起きた頃、「神社本庁の不可解な不動産取引を巡って刑事告訴も」という報道もあったのですが、その後、神社本庁とは政治団体「神道政治連盟(神政連)」の実質的な母体組織で、「神道政治議員連盟」のメンバーや「日本会議国会議員懇談会」のメンバーや「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーや「新しい教科書を作る会」のメンバーなど多くの国会議員が属している組織だということが分かってきました。
 
最近問題になっている財務省や文科省への圧力に関与した議員は、みなそれらの団体に名を連ねている人たちのようですが、彼らは国会で共謀罪(治安維持法)を強引に成立させ、森友学園のような国家神道や教育勅語を幼児期から刷り込む洗脳教育を進めるために官僚に圧力をかけ、教科書や講演などの内容を検閲して圧力をかけるなど、社会や教育を戦前に回帰させようとしているようです<(_ _)>
 
「神社本庁の不可解な不動産取引」のニュースを聞いたときには、そこで動いたお金が神政連や日本会議に属する議員にコンニャクやレンガとして渡されて官僚に圧力をかけるために使われているのかな?と思ったのですが、その後このことに関する報道は見なかったので、報道にも圧力がかかったのか?と思っていたら、先日の新聞に↓のような広告がありました。

イメージ 1

「見出し」を見ただけでも、カミサマやホトケサマを収益源にしている現代の宗教界は、神聖性などとは程遠いドロドロした世界のようです<(_ _)> 
 
 
 

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