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水稲荷と穴八幡64 フィールドワーク3

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2018.3.9 水稲荷と穴八幡64 フィールドワーク3

 
前野・ウルド・浩太郎氏がバッタを倒しに行ったモーリタニアの砂漠には、水がないのに地図には大きな湖として記されている「サッファ」と呼ばれる草木の生えない平坦な場所があって、そこには大量の白い貝殻や塩の結晶や石器のヤジリなどがあり、近くには岩塩の採掘場もあるのだそうです。
 
そのサッファでは穴の中には塩水が溜まっていて、夜になると地面からは水が染み出してくるそうで、このサッファに車で浸入すると、はまって脱出できなくなってしまうのだそうです。海岸からは200kmも離れた場所だそうですが、この内陸の乾燥した砂漠の中に太古の海の痕跡が砂の下に塩湖としてまだ残っていたのですね。
 
この部分を読んで、「やっぱりフィールドワークだ!」と思うと同時に、以前新聞のコラムで読んだ藤森照信氏の新石器時代のヤジリのことを思い出しました(^o^)。藤森氏は、そのヤジリをサハラ砂漠の遊牧民から入手されたということだったので、「ああ、あのヤジリはこういう所に落ちていたものだったのか」と記事と本のその部分とが結びついたのです\(^o^)/。
 
イメージ 1

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2年前↑のコラムを読んで、私はそれまで全く意識に無かったサハラ砂漠に興味を持ち、なぜ生存に適しているとは思えない砂漠に大勢の人が住んでいたのだろう?とアフリカの砂漠について考え始めたのです(^_^.)
 

この本には「知は、現場にあるという言葉があったのですが、これは光文社新書のキャッチコピーだそうで、「現場にこそ未来を切り開く知がある」とのことなのですが、46億年に渡る地球の歴史や人類の過去の足跡を知る「知」もまた現場にあるのですよね(^o^)!!

 
ところで、この凶暴なバッタは、サバクトビバッタといい、普段はばらばらでおとなしく暮らしているそうですが、時々空を真っ黒に覆いつくすほどの大群になり、そうなると1日に100kmも飛翔しながら、ありとあらゆる植物を食べ尽くしてしまうため、このバッタの大群の発生がアフリカの飢饉と貧困の原因になっているのだそうです<(_ _)>
 
前野氏はこの問題を解決するために、その生態を調べにモーリタニアに行かれたわけですが、それは現場に行かなければ、研究室に籠もったままでは観察できないものなのですよね。まさに「知は、現場にある」ものだったのです(^o^)
 
 
今日、新燃岳では溶岩流が確認されたそうですが、これは火口がマグマでいっぱいになってあふれ出したということなのでしょうね<(_ _)>


 
 
 

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