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水稲荷と穴八八幡61 フィールドワーク

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2018.3.7 水稲荷と穴八八幡61 フィールドワーク

 
今、目白台で建造中の一番新しい道・環状4号線のことを考えていたら、また時空を超えて「日本最古の官道」である山の辺の道に繋がっていってしまいましたが、これは一つ一つの事象が単発で脈絡も無く起きているわけではなく、歴史は全て論理的な因果関係で繋がっているからなのです(^o^)
 
ですから、さまざまな事象や出来事を丹念に矛盾しないように繋いでいけばその因果関係が見えてくるのですが、それは机上で恣意的なつじつま合わせをしていたのでは決して見えてこないものなのですよね。なぜなら、せっせとつじつまを合わせているその「文献」がそもそもウソ八百であって事実を記していないのですから(^_-)
 
謎を解く手がかりになる事実のカケラは、「文献」の中ではなく現場に残っているのですが、発掘や調査でせっかくそれを見つけても、これまでそれらは論理的な因果関係によってではなく、『記紀』や荒唐無稽な『古事記伝』の記述に合うように(つまりウソの記述にあわせて)解釈されてきたのです。
 
一例を挙げれば、2015年に明日香で発掘された石敷きの大規模遺構は歴史学者さんたちによって「『日本書紀』に記されている舒明天皇の初葬地であろう」と解釈されているというように、
思い込みがあるとその思い込みに沿ったものにしか見えなくなってしまうようです<(_ _)>
 
私はそれらの解釈には納得できなかったので、自分で現場検証をして納得できる説明モデルを自分で考えることにし、フィールドワークで見たものの因果関係を「歴史学者さんたちの恣意的な解釈」によってではなく、誰でも知っている一般的な科学的知識で考えてみたのです。
 
古代史の謎解きにはフィールドワークはとても有効だったのですが、同じフィールドワークでも、思い込みから始めたのでは有効な結果は得られないようです。国立科学博物館の「草の舟での三万年前の航海再現実験」などはその例でしょう。
 
その実験の結果は
 

この実験で、少なくとも「草の舟では黒潮を乗り越えて西表島に渡ることはできないということは分かった」ようですが、実際には遺跡があって人類が渡ってきていたことは確かなのですから、論理的に考えるなら「実験の前提に間違いがあるのではないか」という結論に行き着くはずだと思うのですが(^_-)、今のところそうは考えないまま、2019年に台湾から与那国島への航海実験を予定しているようです<(__)>

 
 
ネコビタイ便り
目白台ではクリスマスローズ(レンテンローズ)が咲いていたので、ウチのはどうかな?と確かめてみたら、先日の暖かさでやっと咲き始めたようです。サンシュユは満開になっていて、バイモにも蕾がたくさん出ているのですが、今日はまた寒くなってしまいましたね<(_ _)>
 
やっと咲き始めたクリスマスローズ(レンテンローズ) 
イメージ 1

 
蕾が膨らみ始めたバイモ
イメージ 2

 

 新燃岳の噴火はますます活発化してきているようです<(_ _)><(_ _)><(__)>

 
 
 

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