2015.10.14 おがの化石館
この日の探訪ルートには「道の駅」がたくさんありました(^o^)。最初にたくさん買ってしまったし時間もなかったので、他の所へは寄れませんでしたが(T_T)。
花園I.Cから140号線を荒川に沿って遡り、皆野町から支流の赤平川に沿って「おがの化石館」に向っていると「道の駅 龍勢会館」の表示が出てきました。地名ではなく「会館」という名前の「道の駅」って何だろう?と疑問に思ったのですが、その付近ではあちこちの道が通行止めになっていて雨の中に交通整理の人が大勢出ていました。「何があるのだろう?」と思いながら通り過ぎたのですが、この日は「龍勢祭り」でロケットが打ち上げられる日だったのだそうで、夜のニュースにその映像が映っていました。
何だろう?と思った時にはとりあえず行ってみることにしているのですが(^o^)、今回は先を急いでいたので通り過ぎてしまいました。今調べてみたら、この「道の駅」は秩父事件の資料館を兼ねていて、龍勢祭の映像の上映もしていたのだそうです。地域の資料館ではそこにしかないようなマイナーな資料や情報が入手でき、それが推理の大きなヒントになったり確証になったりすることも多いので、見逃してしまったのはちょっと残念<(_ _)>。
小鹿野町は地図で見るとずいぶん内陸ですし、秩父方面にはハイキングか山登りの時にしか行ったことがなかったので、山奥のような気がしていたのですが(^_^.)、ここからは海棲動物・パレオパラドキシアを始め、クジラやサメの歯、貝などの化石がたくさん出てきているのですから、秩父盆地の西端で群馬県との県境にある小鹿野町は、古代には確かに海だったのです(^o^)。
化石館の前にはムーミンみたいなパレオパラドキシアがいて、子供が乗って遊んでいました(^o^)。パレオパラドキシアは、日本と北アメリカの西海岸で発見されている1500万年前に海辺に棲息していた哺乳類で、現生物には先祖も子孫も見当たらない謎の動物なのだそうですが、ひょっとするとムーミンの先祖かも(^o^)?
それはさておき、ここはクジラやサメが泳ぎ、パレオパラドキシアや多くの貝が生息する海だったことがあるのです(^o^)。これらの化石は、「古代の埼玉や群馬には海があった」という「古代の地形から『記紀』の謎を解く」に書いた推理が、出版社の担当者に言われたような「奇を衒った説」ではなく、事実であったことを証明する立派な物証ですよね(^_-)。
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パレオパラドキシアの生態復元模型
こちらにあった模型はカバみたいでした。
でもこの化石館でもっと面白かったのは、「地形」です(^o^)。ここには、古代の海と大地がダイナミックに動いていた証拠が化石と地層という形で目の前にあったのです\(^o^)/。
大地が押し上げられて地層が斜めになった「ようばけ」
ところでポポーの実ですが、昨日の朝、まだ少し香りの薄い中くらいのものを切ってみたら、果肉は薄いオレンジ色でクリーム状ではなく、アボガドの果肉にそっくりだったのですが、甘みは十分でした。残りの一つは朝は香りがなかったのに、夕方には部屋中が甘い香りでいっぱいになったので切ってみると、カスタードクリーム状になりかけていました(^o^)。
香りも果肉もマンゴーやパパイアの仲間のトロピカルフルーツのようなのですが、これは北米原産で耐寒性が強く、日本全国で露地栽培ができるのだそうです。