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水稲荷と穴八幡11

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2018.1.15 水稲荷と穴八幡11

 

「なんだかおかしいな、納得できないな」と疑問に思ったことを現場検証してみると、私たちが「日本の歴史」だと教えられてきた(刷り込まれてきた)ことには作り話(ウソ)や、その作り話のつじつま合わせが多いということが分かってきました<(_ _)>

 

例えば、『太平記』には史実に合わない作り話が多いようですが、櫻井の駅などなくても「史跡・櫻井の駅跡」はありましたし、

 

義経は平泉に向かう時に北陸の方を通ったはずはなく、「安宅関」という関も実在しなかったようなのに「史跡・安宅関跡」はありましたし、

 

史跡・安宅関跡

イメージ 1
 
 

聖徳太子は架空の人物なのに「聖徳太子の肖像」はたくさんありますし、

 

お札にもなっていた聖徳太子の肖像画 

イメージ 2

法隆寺の聖徳太子座像

イメージ 3

 

『平家物語』で1000人の頼政軍と2万人の平家方が戦ったとされている宇治橋の戦いは、実際は約50騎と約300騎だったそうですし・・・・・・

 

堀部安兵衛が斬ったのは、18人ではなく3人だったようですし・・・・・

 

「物語」とは事実を針小棒大に膨らませた「物騙り」のようですが、その元となっている「針のような事実」さえ作り話であることもあるようです<(_ _)>

 

けれどそれらのオハナシは、「物語」としてではなく、「歴史」として刷り込まれているのですよね。

 

先日大河ドラマの西郷小吉と島津斉彬の出会いの場面を見てヘェ~と思ったら、最後に「この時期、斉彬が薩摩にいたという記録はない」というナレーションが入ったので思わず笑ってしまったのですが、歴史ファンタジーとしてならともかく、歴史小説や歴史ドラマとしては事実からかけ離れた荒唐無稽なオハナシは作りにくい時代になってきたようです。

 

そういえば韓国歴史ドラマでも「これはフィクションです」という字幕が出ることがありますが、去年の大河ドラマ「女城主直虎」も、放映直前に「井伊直虎は女ではなく、男だった可能性を示す新史料が発見された」というニュースがあったので、どうするのかな?と思ったのですが、ドラマは「女城主」のまま放映され、「直虎は男だったかもしれません」とか「これはフィクションです」というようなナレーションや字幕はなかったようですから、このドラマを見た人たちには「井伊直虎は女だった」ということが歴史的事実として刷り込まれたのでしょうね(^_^.)

 

最近は一般人でも情報を得やすくなっていますし、これまでの定説を覆すような新発見やものの見方も増えてきていますから、今回はクレームが来る前に「これはフィクションです」の代わりに「この時期、斉彬が薩摩にいたという記録はない」というナレーションを入れておいたということでしょうか(^_-)

 

ところで、あれこれ調べているうちに「山吹の里」の石碑がある場所や高田富士がある場所や「高田馬場」があった場所が分かってきたので、まとめて現場検証に行ってみることにしました。

 
 
 
 

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