2017.12.26 地球は熱湯の惑星だった?21
過去1万年の間のカルデラ噴火では、7300 年前に鹿児島南方の東シナ海で発生した鬼界アカホヤ噴火が完新世(約 1 万年前以降)における地球史上で最大の噴火だったのだそうですが、この小さな島国の日本では、地球史上最大級と言われるような規模のものも含め、カルデラ噴火が何度も何度も起きていたのですね<(_ _)>。
それではなぜ、日本では大規模なカルデラ噴火が何度も起きていたのか?これはプレートテクトニクスによって論理的に解明されてきたようですが、その他の大地震や旱魃や洪水などの天変地異も、歴史学者さんたちが唱えているような怨霊の祟りによるものではないことが、科学的に解明されてきています(^o^)。
歴史学者さんたちが大真面目に教科書などにお書きになっている「奈良~平安時代の天変地異は、藤原氏に殺された人たちの怨霊が引き起こしたものである」というような説や解釈は、何の根拠もない非論理的な妄言なのです。
2500万年前にプレートの動きによって日本が大陸から剥がれ始めた時、今の沖縄辺りにあったフィリピン海プレートも東に引っ張られて割れ目ができ、そこから大量のマグマがあふれ出したためにプレートの表面温度は1000℃にもなっていたのだそうですが、そこに1400万年前頃に大陸から剥がれてきた西日本が衝突して乗りあげたため、西日本の地下がこの高温のプレートによって溶かされて大量のマグマが発生し、これが西日本に大規模なカルデラ噴火を引き起こす原因になったのだそうです。
ということは、阿蘇や霧島や桜島の噴火は、今現在もこのプレートが高温のままで西日本の地下を溶かし続け、マグマを作り続けているということなのでしょうね<(_ _)>。
地球に生命が誕生した頃、地球の海は高温の熱湯だったようですが、
その後もプレートやマグマから高温の熱が大量に供給され続けていたのですから(^o^)、恐竜が栄えていたジュラ紀や白亜紀の海水温はかなり高く、地球は今よりずっと暖か(暑)かったのではないでしょうか。
私は、大型の恐竜が栄えたのはそれらの恐竜の餌となる動植物が豊富にあったからであって、恐竜が栄えていた所には、たくさんの生き物たちの生命を支える豊かな植生があったはずだと考えたので、神流町恐竜センターの映像を見た時、大型の恐竜の化石がたくさん出てくるモンゴルが現在のような寒い不毛な砂漠だったはずはないと思ったのですが(^o^)、
やはり、恐竜が栄えていたころの地球は今よりずっと暖かくて、北極も豊かな森林に覆われていたようです。↓は始新世中頃の北海道の化石を参考に復元したという図ですが、その頃の日本は亜熱帯だったそうです。