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地球は熱湯の惑星だった?18

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2017.12.23 地球は熱湯の惑星だった?18

 

ジオ・ジャパンの後半にあった3番目の事件は、1400万年前頃に西日本の各地に相次いで巨大カルデラ噴火が起こり、付加体の平原や湿地だった西日本が山国になったこと、4番目の事件は300万年前頃にフィリピン海プレートの沈み込む方向が変わったことによって東西圧縮が起き、東日本が隆起して山脈ができて東日本も山国になったことで、それによって日本列島は世界有数の山国になったのだそうです。

 

高い山々が出現したことによって、現在のような雨量が多く四季があって変化に富み、豊富な食材がある日本が出来上がり、プレートの動きによって山が隆起し続けていることでそれが維持されているのだそうで、もし、隆起が止まってしまえば、山々は雨などの浸食によって削られていってやがて平原に戻ってしまい、山が無くなれば雨が降らなくなって乾燥した土地になってしまうのだそうです。


隆起した分は雨で削られてしまうため、日本の山々は隆起し続けてもヒマラヤやアンデスのようにどんどん高くなっていくことはないのですね。

 

けれど、当然のように思っていた日本の食材や自然の豊かさは、日本列島がプレートの境目の火山地帯に乗っているということに由来するもので、微妙で危うい均衡の上に成り立っているものだったようです<(_ _)>

 

この番組で西日本には1400万年前まで、東日本には300万年前まで高い山や山脈が無かったことを知ったことで、また一つ疑問が解決しました\(^o^)/。

 

日本で発見された恐竜は、大陸から日本海を泳いで渡って来たのではなく、日本がまだ大陸の付加体で陸続きだった頃に歩いてやって来たのだろうと考えたのですが(^o^)

 

福井など日本海側はともかくとして、群馬の神流町には高い山々を越えてやってきたのかな~?とちょっと疑問に思っていたのですが、東西圧縮によって東日本が隆起し、3000m級の山々ができたのは300万年前以降だったようですから、サンチュウリュウが生息していた白亜紀前期(12000万年前頃)には山はまだ無かったのですね(^o^)

 

神流町のサンチュウリュウ

 
イメージ 1

イメージ 2

漣岩の恐竜の足跡

イメージ 3

 

福井県にはたくさんの恐竜の化石があって新種の発見も相次いでいるようで、先月も「アジアで最古級のよろい竜の歯の化石が2個見つかった」という記事があったのですが、

 
イメージ 4

 

日本海側では恐竜の化石が種類も数もたくさん発見されているのに太平洋側には少ないのは、まだ山は無かったとしても、大陸から関東まで歩いてくるのは遠かったからでしょうか(^o^)

 

福井で発見されたよろい竜は、過去に中国で発見されたよろい竜と同時代のものだそうですが、その頃は福井は中国と地続きだったのでほとんど時間差がなくやって来ていたということなのでしょうね(^o^)

 

 

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