Quantcast
Channel: 歴史探訪
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1389

地球は熱湯の惑星だった?13

$
0
0

2017.12.18 地球は熱湯の惑星だった?13

 

古太平洋の真ん中の海底にあったというサンゴ礁が、なぜ今は日本の真ん中の山の上にあるのか?

 

プレートテクトニクスによれば、古太平洋の真ん中の海底にあったサンゴ礁はプレートと共に西に移動し、プレートが沈み込む時にプレートから削り取られてユーラシア大陸の東端に押し付けられた付加体となったのだそうです。

 

ところがプレートはその後もずっと動き続け、沈み込み続けていたわけですから、プレートに乗って運ばれてきたものが次々に削り取られて東端に押し付けられ付加体となっていったため、サンゴ礁の作った石灰岩体は東端ではなく内陸になってしまったということだったのですね。作り話のカミサマとは違って、実に論理的で納得できる理論です\(^o^)/。

 

この付加体は、西日本では帯状の分布として見ることができるそうです。

イメージ 1


 西日本の付加体の分布
イメージ 2

 

東日本はいくつもの島に割れたりしたため、西日本のようなはっきりした帯状にはなっていないようですが、糸魚川―静岡構造線の付近の断面の分布は↓のようになっているようです。

 
イメージ 3

 
イメージ 4
 

この断面図を見ると、プレートに運ばれてきたものが次々に東端に付け加わっていって日本列島を形成したのだということがよく分かりますね\(^o^)/。


すると、プレートはこれからもずっと動き続け、沈み込み続けていくのでしょうから、日本列島はこれからも東の方に膨らみ続けていくのでしょうね(^o^)

 

そして、そのようにして大陸の東端にできた付加体は、2600万年前頃にプレートの動きによって大陸から剥がれはじめ、日本海ができてきたために周囲を海に囲まれた日本列島の元ができたのだそうですが、その後1600万年前頃になると、この剥がれた付加体はプレートの動きによって真ん中で折れて裂け、西日本と東日本に別れてしまったようです。

 

深さが6000mもあるというフォッサマグナ(大地溝帯)は、ナウマン博士が立てた仮説や、それを信奉する学者さんたちが唱えているような地面が落ち込んでできたものではなく、この時にできた裂け目であろうと私は思います(^o^)

 

この時、東日本はさらに細かく割れて、いくつもの島になっていたようですから、


イメージ 5

埼玉~群馬~長野に続く山中地溝帯は、この時の割れ目の一つだったのでしょう。現在は海からは遠い内陸になっている松本盆地も山中地溝帯も、その頃は海になっていたから、クジラなどの海の生物や、アンモナイトや貝類などの浅海や海辺の生物の化石が出てくるのです。因果関係を論理的に丹念に辿ってみれば、なんの不思議も矛盾もないのですよね\(^o^)/。

 
 

ネコビタイ便り

今朝は冷え込んでとうとう零下になってしまったので、皇帝ダリアは2輪しか咲かないまま凍って溶けてしまいました(T_T)。このところあまり外出していないので分からないのですが、植物園や他の家ではどうだったのでしょうね?例年通りたくさん咲いたところもあったのでしょうか。

 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1389

Trending Articles