2017.12.17 地球は熱湯の惑星だった?12
埼玉・栃木で石灰岩が山の上にあるのは隆起したからだとしても、古太平洋の真ん中の海底にあったというサンゴ礁が、なぜ今は日本の真ん中の山の上にあるのか?
その頃まだプレートテクトニクスを全く知らなかった私は理解できなかったのですが、展示されていたパンゲア大陸の地図やここで購入してきた『栃木の化石図鑑』の東日本が多島群になっている地図などを見て、遅まきながら「プレートテクトニクス」という考え方があることを知ったのです。知っただけでまだ理解はできなかったのですが<(_ _)>。
パンゲア大陸
多島群になった東日本
2億9900万年前~2億5100万年前のペルム紀には一かたまりのパンゲア大陸(超大陸)だった陸地は、その後分裂して移動し始め、徐々に現在のような配置になったのだそうです。ずっと前に「アフリカ大陸とアメリカ大陸はジグソーのピースのようにピッタリと嵌る」ということを聞いたことがあって「???」と思ったのですが、それもプレートテクトニクスだったようです(^o^)。
大陸は動き続けているということを知った頃から、新聞やテレビなどでプレートテクトニクスによる説明をよく見かけるようになったので、自分が関心を持つようになったために目につくようになったのかな?と思っていたのですが、2011年の東日本大震災の頃から地震の説明に「プレート」という言葉をよく耳にするようになっていましたから、その頃からプレートテクトニクスが一般にも常識として広がり始めたようです。1960年代後半に出てきたというプレートテクトニクスの理論が一般人に浸透してくるまでに半世紀かかったのですね(^o^)。
最近は、自然科学系の博物館ならどこでも、プレートテクトニクスによる説明があるようです(^o^)。
人文科学系は相変わらずカミサマが作っただとか、国引きをして持ってきただとかという説明のままのようですが(^_-)。
人の思い込みというのはちょっとやそっとで変わるものではないようですが<(__)>、プレートテクトニクスの広がりによって、最近はいろいろな所が太古には海だったと普通に言われるようになってきているようで、「古代の地形」は「でたらめもでたらめ!!」や「奇を衒った説」ではなくなってきたようです\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。
古歌や古典の記述や遺跡の位置から日本の古代の地形を考えていた時、私はプレートテクトニクスを全く知らなかったのですが、「・・・と考えればよい」というような飛躍した非論理的なつじつま合わせで手抜きをせずに、論理的に丹念に因果関係を辿って行けば、シャーロックホームズが言っていたようにちゃんと全体の本性に辿り着くことができるようです\(^o^)/。