2017.12.13 地球は熱湯の惑星だった?8 溶岩チューブと枕状溶岩
枕状溶岩は、海底に流れ出た粘り気の少ない溶岩が、表面張力や急冷によって枕(チューブ状)のような形になったものだそうですから、やはり溶岩チューブと枕状溶岩のでき方は同じのようです。
海底に流れ出た溶岩には水圧もかかっていますし、水温で中まですぐに冷えて固まってしまうためあまり大きく(太く)はならず、空洞にもならないようですが、地表を流れた溶岩流は時間をかけて表面が固まるために大きくなり、そのうちの中が空洞になったものが富士や荒船の風穴であり、それがもっともっと巨大になったものが月の地下空間だということのようですね(^o^)。
海水中に流れ出た溶岩はすぐに固まってしまうため、一つ一つが大きく長くなるのではなく、同じような大きさの円柱状のものが積み重なっていくようです。
枕状溶岩のでき方
溶岩チューブのでき方
枕状溶岩はそれができた時、そこが海底であったことを示しているのであり、このような枕状溶岩はあちこちにあるようですが、フォッサマグナの海の底でできたものが今のところ日本最大級とされているようです。
日本最大級の枕状溶岩
なぜ海のない埼玉や群馬にたくさんの貝塚があるのか? 3万年以上前の旧石器時代の人達はなぜ海から最も遠い岩宿に住みついたのか?どうやって内陸の岩宿まで辿り着くことができたのか? というような小さな疑問から始まった古代史の謎解きは、プレートテクトニクスに行きついたことで古代の地形に関する推理は間違っていなかったことが確認でき、古代の地形から推理した古代の歴史も間違っていなかったことが確認できてきました\(^o^)/。
人類の歴史は、その時代の地形と密接な関係があるのです。なぜなら、その時々に可能だった方法でしか人は移動できなかったのであって、江戸時代までの移動は主に徒歩であり、長距離の移動は船だったのですから。現在月や火星への移住などということが考えられているのは、そこへの移動法ができたからですよね(^o^)。