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地球は熱湯の惑星だった?7 溶岩チューブと月の基地

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2017.12.12 地球は熱湯の惑星だった?7 溶岩チューブと月の基地

 

地球では、地磁気が宇宙から降り注ぐ放射線を跳ね返しているのだそうですが、

 

月には大気と磁場がないので、太陽の有害な紫外線や高エネルギー粒子に直接さらされ、隕石は燃え尽きたり減速したりすることなく地面に激突するのだそうです。

 

けれど地下空洞の中にいれば有害な紫外線や高エネルギー粒子に直接さらされることはなく、隕石の直撃も避けられますし、月の表面ほどの灼熱や極寒にもならないので、大型ビルが何棟も建つほどのこの溶岩チューブの地下空洞は、基地の建設地として理想的だということで、

 
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カナダ人宇宙飛行士・クリス・ハッドフィールド元船長(54)は、「今後3040年の間に人類は月に居住地を持つとことができる」と言っているのだそうですが、昼は100度以上・夜はセ氏マイナス150度以下になるような所で人間は生きられるのでしょうか?もし生きられるような居住空間を作ったとしても、灼熱や極寒や隕石を避けるために重装備で地下空洞の居住空間に籠って生きることに意味があるのでしょうか?

 

食料や水は地球からの補給頼りなのかな?などと現実的なことを考えてしまって、研究や体験のための一時滞在ならともかく、月に移住して生活するのは楽しくも幸せでもなさそうだと私は思ったのですが(^_-)、「月に行きたい」とか「月に住みたい」とかというのはロマンなのでしょうね(^o^)

 

それはともかくとして、月は重力も小さいうえ大気圧もないのですから、月の火山から噴出した溶岩は、月の14日も続く昼の間の100度を超す強烈な日射に自らの放つマグマの熱を加えて冷えて固まることもなく流れ続け、高さ数十m・幅数百m・長さ50kmもの地球では見られないような巨大な溶岩チューブを作ったということなのでしょうか。地球でも数十kmの長さの溶岩チューブはあるそうですが、縦と横がこれほど巨大なものはないそうです。

 

ところで、溶岩チューブのでき方を見て、私は枕状溶岩のでき方と同じなのではないかと思ったのですが、枕状溶岩は海底で水中に流れ出すため、溶岩流の表層や先端はすぐに冷えて固まってしまうのに比べ、地表を流れる溶岩はそれほど急激には冷えないために、条件によっては大きな固まりになったり、表面は固まっても内部は流れ続けていて、富士や荒船にあるような空洞のある溶岩チューブになったりし、月ではそれがさらに規模の大きな溶岩チューブになって高さ数十m・幅数百m・長さ50kmもの巨大な地下空洞を作ったということなのでしょうね。

 

枕状溶岩


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