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Channel: 歴史探訪
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山中地溝帯と海 地球は熱湯の惑星だった?2

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2017.12.6 山中地溝帯と海 地球は熱湯の惑星だった?2

 

地球が若かった頃、マントルから出てきて地球を覆った海は高温の熱湯だったようですが、その頃は地球内部から出てくる熱水の方が内部に戻って行く水よりもずっと多かったのですから、地球の表面でだんだん冷えてきた水が内部から出てくる熱水より圧倒的に多くなるまでの長い間、海は熱水だったのでしょうね。生命が生まれた頃の地球は「水の惑星」ではなく「熱湯の惑星」だったようです。

 
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 ユーラシアプレートとアフリカプレートの境界にあって火山島が密集している地中海では、今も500mの海底では熱水が吹き出し、火山ガスが気泡となって噴き出しているそうですし、西之島だって海面上に頭を出してくるまでの長い間、海底に噴出したマグマや溶岩を積み上げながら海水に膨大な熱を提供し続けてきたわけですよね。もし、それらの海底火山からの熱の供給がなければ、海水は今よりもずっと冷たくなっていたのかもしれません。
 

以前、地球温暖化と温室効果ガスについて、温室効果ガスは熱の放出を妨げるかもしれないけれど、温室効果ガス自体が熱エネルギーを産出しているわけではないのだから、海水や大気の温度を上げている熱は、地球内部か供給されているのではないかと考えたのですが、やはり水も熱も陸地も、全ては地球内部から供給されていたようですね(^o^)

 

もっともらしい話に出会ったら警戒しなければならないといえば、「国際高等研究所所長」さんがお書きになったコラムには、「北半球の冬が太陽から遠くなると大地が凍り始めて氷期となり、逆の時は温暖化して間氷期となって氷期と間氷期を繰り返していた」と記されていたのですが、

 

それには納得できなかったので調べてみたら、国立天文台のページには「太陽に近づくと夏、遠ざかると冬、ではありません。」と記されていました。ということは、やはり太陽から遠くなると氷期、近づくと間氷期になるのではないということですよね。その場その場のもっともらしいつじつま合わせの「説」って身の回りにたくさんあるようです<(_ _)>

 

水は地球表面と内部を循環しているということですから、それでは、地球の内部がだんだんに冷えてきて岩を溶かすほどの高温ではなくなってくると、岩と共に地球内部に戻っていった水は、そのまま内部に留まってしまうために徐々に海水が減ってきて単純計算では10億年後には地球上の水は無くなってしまうということなのでしょうか<(__)>

 

もしそうなのであれば、現在の海も水も無く、寒く乾燥していて生命体のいない火星はやはり10億年後の地球の姿なのかもしれません(T_T)

 

「宇宙の誕生と寿命」という言葉を初めて聞いた時、それまで考えてみたこともなかったので、宇宙は初めからあったものではなかったのか、宇宙にも寿命があっていつかは消滅するということなのかと呆然としたのですが、宇宙にも、銀河系にも、それぞれの星にも、その星の上の生命体にも、物事にはすべて始まりと終わりがあるということのようです。

 

私は疑問に思っことの因果を辿ってみて、「そういうことだったのか」と分かってきたことをここに書いているのですが、思い込みが激しくて疑問など全く持たない人達や、「カミサマが全てを造ったのだ」と信じている人たちは、きっと「宇宙や地球に寿命があるなど、デタラメもデタラメ!! 酷いデタラメ」だと言うのでしょうね<(_ _)>

 

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