2017.12.3 山中地溝帯と海 地球は熱湯の惑星だった?
11.21の夜に東日本、西日本で大きな光の玉の落下が目撃されたことがニュースになっていました。東日本では19時30分頃、西日本では22時から22時30分頃と2回目撃されていたようです。
何だったのだろう?と思ったら、22日の新聞にそのことに関して「正体は隕石か」という記事が載っていたのですが、私はその上にあった「火星のしま 水ではない」という記事に目を引かれました(^o^)。「過去に火星表面で発見され、水の流れとみられた現象は、水ではなく丘陵地を滑り降りる砂の流れだった」とMASAが20日に発表したという内容だったのです。
火星表面には、暖かい時期にだけ現れ、寒くなると消える幅5mほどの細いしま模様があることが知られていて、NASAは氷が解けて水が流れてできると推定し、その部分から水分を含む過塩素酸塩が発見されたため、2015年に「火星に今も、水がある可能性がある」と発表したということを、私が知ったのはつい1か月前だったのですが、
無人探査機が撮影した画像を詳細に分析した結果、しま模様の表面は乾燥していて水ではないことが分かったのだそうです。
そのしまがなぜ暖かい季節にだけ現れるのかは不明で、「砂の中に水分は含まれているかもしれないが生命が生まれるほどではないとNASAは見ている」のだそうですが、もし火星に水があったとしても、それは「生命を生む」水ではなく、「生命が失われた後」の水で、現在の火星は10億年後の地表から海が消えた地球の姿なのかもしれません。
火星が熱くエネルギーに満ちていて海を作り出していた頃の水がまだ残っているとしても、冷たく冷え切った今の火星に再び生命が生まれてくることはないのではないでしょうか<(_ _)>。
火星もかつては海に覆われていたようですが、現在の冷たく乾ききった火星には生命体が見当たらないのに対して、地球の内部(マントル)はまだ高温であって地球上には生命体があふれていることから、アミノ酸の合成や生命の誕生には大きな熱エネルギーが必要だったのではないかと思い付いて、群馬県自然史博物館にあった「生命の誕生」の展示を見直してみたら、「生命は高温の太古の海洋から出現したと考えられている」とちゃんと記されていました\(^o^)/。
私はこの時、これまでに知識として知っていた「生命は太古の海洋から出現した」という部分のみを認識して、「高温の」の部分を見落としてしまったようです<(_ _)>。無意識に「海水は冷たいものだ」と思い込んでいて、昔は高温の熱湯だったかもしれないなどとは考えてみたこともなかったからなのでしょうね<(_ _)>。
考えてみれば、岩をも溶かしていた高温のマントルから出てきた水が冷たかったはずはありませんよね。また眼からウロコが1枚落ちましたが、改めて論理的に考えてみたりしないまま無意識にそんなものなのだと思い込んでいることって本当に多いようです<(_ _)>。
今年の流行語年間大賞からは落ちてしまいましたが、人類共通の常識のように思い込んで(教えられている)ことには、よく考えてみると、「違うだろ~ 違うだろ~~~!」ということが山のようにありますね(^_-)。
11.29にも光の玉の落下が目撃されたそうですが、これは北朝鮮のミサイルだったようです<(_ _)>。