2017.11.30 山中地溝帯と海43
山中地溝帯のことを考えているうちに、また深掘りをしてあちこちに飛んで行ってしまいましたが、全ての事象・現象は繋がっているので、部分部分で考えていたのではご都合主義のつじつまを合わせになってしまうのですよね。
プレートの移動によって付加体が形成され、その付加体がプレートの移動によって大陸から剥がれたり割れたりしていたということを知って、私は内陸からクジラや巨大ザメやアンモナイトや海の生物の化石がたくさん出てくるのは、その生物がそこにいた頃そこは深い海や海辺になっていたからだろうと考えたのですが、現在は、深さが6000mもあるフォッサマグナ(大地溝帯)は陥没によってできたもので、山中地溝帯は浸食によってできたものだと説明されているのですよね<(_ _)>。
この部分の地層は「褶曲と浸食でできた」とすればつじつまが合うのかもしれませんが、この山中地溝帯は埼玉県から群馬県を通って長野県まで直線的に続いていて、十石峠の向こうの長野県側でもアンモナイトや貝類の化石が出ているのですよね。本当にこの山中地溝帯は全部が褶曲と浸食によってできたものなのでしょうか?
山中地溝帯
専門家でも偉大な知性の持ち主でもない私は、ごく普通に考えて『古事記』が記した高天原を天上にあるとした『古事記伝』の解釈は間違っていると思ったのですが、専門家の歴史学者さんたちは「高天原を天上にあり神話は事実である」ことを前提として無理矢理につじつま合わせしているのですよね。フォッサマグナが陥没してできたというのも、山中地溝帯が褶曲と浸食でできたというのも、同じように間違った思い込みの上に立ったつじつま合わせなのではないでしょうか?
最近は、プレートテクトニクスに基づく↓のような図をあちこちで見るようになりました。
筑波・地質標本館の展示
長野県立博物館の展示
下仁田ジオパークの展示
勝山ジオパークのパンフレット
埼玉自然の博物館の展示
科学博物館の図録
他にもいろいろ同じような写真はあるのですが(^o^)、陸地(島)の様子は少しずつ違っていても、すべてに共通しているのは、東日本は四周を海に囲まれたいくつもの島になっていた時期があったということです(^o^)。
これらを見て専門家ではない私は、現在は海のない内陸の県になっている栃木・群馬・埼玉・山梨・長野・岐阜などに海に因む地名がたくさんあり、貝塚や海の生物の化石が発見されるのは、付加体が割れてそこが深い海や海辺になっていたからだろうと考えたのですが、知識の豊富な専門家の方たちはそうは考えずに陥没したとか浸食されたとかと考えているようです<(_ _)>。