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山中地溝帯と海35 3万年前の航海7

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2017.11.22 山中地溝帯と海35 3万年前の航海7

 

3万年前の人たちが、海面が低くなっていた頃に草舟で行ける距離の島々を行き来しながら、徐々に島伝いに北上してきたのであれば、今は水面下になっている場所や、水面下になってしまっている島にもその人たちの足跡や遺跡が残されているかもしれません(^o^)

 

以前「海底遺跡」という言葉を聞いた時、それは海底に造られたものではなく、陸上に造られたものが海面の上昇によって水没して「海底遺跡」になってしまったのではないかと考えたことを思い出し、ひょっとすると与那国島の周辺にも海底遺跡があるかもしれないと思いついて「海底遺跡 与那国」で検索してみたら「与那国海底遺跡、与那国島海底遺跡」が出てきました\(^o^)/。

 

やはり海面の上昇によって海底遺跡になってしまった遺跡があるようだと喜んで、それでは、その遺跡はいつ頃造られたものなのだろう?と調べてみたら、その「与那国海底遺跡」は、遺跡なのか自然にできたものなのかの論争があって、遺跡とは認定されていないそうで、wikipediaでは「海底地形」となっていました<(_ _)>

 

この「海底遺跡(?)」は与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)南部の新川鼻沖の海底で1986年に、ダイバーによって発見された周囲が数百メートルに及ぶ巨大な一枚岩で、「人工的に切り出したような跡や、人がちょうど歩くことができそうな通路状の隙間、階段状の壁、柱が立っていたと思わせる穴など、人が加工しなければできないかのように思われる形状を備えていたため、遺跡ではないかと報道された。」のだそうですが、沖縄県では遺跡として認定していないそうです。けれど、

 

与那国町長は20163月に、学術的調査を行った上で国の史跡、世界遺産、ジオパークへの登録への取り組みを検討することを表明し、調査事業は同1013日に開始された。この調査事業では、2016年度内に2回の検討会議を開き、文化財的な価値があると判断された場合は2017年度以降に本格的な調査を実施する方針であり、1014日に行われた第1回検討会議では、出席した専門家は保護すべきとの意見で一致した。

 

そうです。調査は始まったばかりで、本格的な調査はこれからのことなのですね。

 

どんなものなのだろう?と思ったら、ダイバーには有名な遺跡のようで、写真や映像がたくさんあったのですが、「通路状の隙間、階段状の壁、柱が立っていたと思わせる穴」などの記述からヒューマンスケールの遺跡を想像していた私は、その写真を見て驚きました。大きすぎるのです。

 

水深は1025mの所にあるようですから、もしこれが人の手で造られたものなのであるなら、造られた時期は海面が140150mも下がっていたというウルム氷期から氷期が終わって海面が現在の海面より25m低い所まで100m以上上昇してくるまでの間だったのだろうと思うのですが、果たしてその頃にこのような巨大な石造物を造る文化や技術があったのかどうか?

 

実際に紀元前に巨大なピラミッドを作った人たちがいるのですから、大きいから人が造ったものではないとは言えませんし、これは一枚岩だそうですから、もし遺跡だとすれば石を運んできて造ったのではなく、そこにあった大きな岩を削って造ったのでしょうけれど、それにしても大きいのです。

 

これが一体何なのか、遺跡なのか海面が上昇してくる過程で自然にできた「海底地形」なのか、今後の本格的な調査と報道に期待がふくらみますね(^o^)

 
 

ネコビタイ便り

 

今年はずいぶん遅いなと思っていた皇帝ダリアにやっと蕾が出てきました。去年の今頃は↓のようにたくさん咲いていたのですが。

 
イメージ 1

これは霜が降りると花も葉も凍って溶けてしまうのですよね(T_T)。このところひどく寒いので、ひょっとすると今年は咲く前に凍ってしまうかもしれません<(_ _)>

 



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