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山中地溝帯と海13 十石峠

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2017.10.30 山中地溝帯と海13 十石峠3
 
いつもなら途中の道の駅や資料館や観光案内所で、周辺の地図や資料やチラシ類をあるだけ収集してくるのですが(^o^)、その日は朝早すぎて全部開館前だったので、資料収集は諦めて真っ直ぐ十石峠の展望台に向かうことにしました。
 
そこまではほとんど車にも逢わず、どこも開館前に通り過ぎてしまったほど順調に来たのですが、299号線が十石峠に向かう分岐点には車とバイクが何台か止まっていて、しばらくするとみな下仁田の方へと右折して行くのが見えました。
 
???と思ったら、なんと十石峠への道は「通行止め」になっていたのです(T_T)。やはり2年前に危惧したように、簡単に行ける所ではなかったようですが、改めて出直してくるには遠すぎるし、あきらめて帰るには時間が早過ぎたので<(_ _)>、なにか方法はないかと考えている所に地元の方が通りかかったのでお聞きしてみると、戻った所にある林道の方から行けるということだったのですが、国道である「武州街道(299号線)」でさえ通行止めになっているのに、その林道は本当に通れるのかどうか不安だったので、上野村情報センターまで引き返して、開館を待って林道の場所と道の状況を聞いてみることにしました(^_^.)
 
引き返してみると情報センターは開館していたので、周辺の地図や各種資料を貰うことができ、林道はちゃんと通れること、十石街道よりも短い距離で峠まで行けることが分かりました\(^o^)/。
 
現在は「林道 矢弓沢線」になっているこの道は、後で調べたら「旧十石街道」となっていましたから、こちらが昔からの道だったようです。
 
イメージ 1

 
イメージ 2

 
林道には「熊に注意」の表示もありましたが、幸い熊に出逢うこともなく十石峠の展望台に到着することができました。工事のため交互通行になっている場所が多く、通行止めもあった「国道299号線」よりずっといい道だったかもしれません(^o^)。私たちは「酷道マニア」ではないのですが、行先の関係で酷道ばかり通ることになってしまうのですよね(T_T)。最近は大分慣れてきましたが。
 
「国道」なのに折り紙つきの酷道なのは、それらが古代からの道であり、車社会になるまでは幹線道路だったからなのだろうと思います。海面が高かった頃に造られた古代の道は、ほとんどが拡幅したり、車線を増やしたりできないところを通っているのです<(_ _)>
 
ところで、なぜあちこちで地図や資料の収集をしているのかというと、地域の観光案内図や資料は自治体ごとに作っているので、県や市町村の境までしか載っていないからなのです<(_ _)>。例えば十石街道は、恐竜センターの辺りまでは神流町、その先十石峠までは上野村、峠から先は佐久穂町なので、それぞれの自治体の境界内で地図を集めないと繋がらないのですよね(T_T)
 
神流町の地図は十石街道の上野村の東だけ
 
イメージ 3

佐久穂町の地図は十石街道の上野村から西だけ、というように・・・・
 
イメージ 4

けれど、情報センターには群馬全図の他に神流町・上野村・佐久穂町の地図も置いてあったので、十石街道の全行程を繋ぐことができました\(^o^)/。


十石街道は通行止めだったけれど、地域の情報は地域の資料にしか載っていないので戻っていって良かった(^o^)。他にもいろいろな資料がありましたし、林道を教えていただいたおかげで、十石峠に辿りつくこともできましたし\(^o^)/。
 
地図
 
イメージ 5

 
今日の風は冷たいな~と思ったら木枯らし1号だったそうです。やっと台風が行ったと思ったらいきなり冬になってしまったのですね<(_ _)>>
 

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