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Channel: 歴史探訪
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山中地溝帯と海2

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2007.10.18 山中地溝帯と海2
 
山中地溝帯が古秩父湾から佐久まで続いていて、この地溝帯に沿って神流町から佐久に向かう道があることが分かったので地図で辿ってみると「塩の沢温泉・しおじの湯・品塩山」などの地名がありますし、アンモナイトや貝の化石が出るそうですし、この道の先には小海線の海瀬がありましたから、この山中地溝帯は海だったに違いない、その道を行って地形を確かめ、あわよくばここが海であったことを示すアンモナイトの化石を、それが無理ならせめて海の貝の化石を見つけたい、と思ってさっそくルートを調べてみたのですが(^o^)
 
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見つかったのは、台風で通行止めとか路肩が崩れて通行止めとか冬季は通行止めとかの不穏な情報ばかりだったのですよね<(_ _)>。小鹿野町から神流町までの間の山中地溝帯の道も、人も車も全くいない山道で、あちこちに「落石注意」の表示があり、途中には何ヶ所も路肩補修(?)の工事で交互通行になっている場所があって、どんな所か全く知らずに行った私たちは、本当に行けるのかどうかと不安になったのですが(^_^.)、それよりもさらにすごい山道らしいから、気軽には行けそうもないとあきらめました(T_T)
 
ところが先日下仁田から佐久まで93号線を辿ってみた後で「田口峠」を調べていたら、93号線で佐久まで行って93号線の南側にある同じような山道を通って埼玉に戻った方の記事があったので、それはどの道なのだろう?と地図を調べてみたら、それが2年前に諦めた山中地溝帯に沿った道で、299号線(武州街道)であることが分かりました。
 
この道には「武州街道」という立派な名前が付いていますし(^o^)、記事では2年前に想像したような危険がいっぱいの道ではなく、93号線とあまり変わりない道のようでしたし、バスも通っていて通行止めになっているわけでもないようでしたので、さっそく次の連休に行ってみることにしました。
 
去年、古代の海を確かめに行った東松山では、カルカロドン・メガロドンやパレオパラドキシアの歯を見つけることはできませんでしたが(T_T)、サメの歯やウニのトゲなどを見つけて海だったことを確認することができましたから、ここでもぜひ海の物証を入手したいと思ったのです(^o^)
 
東松山のサメの歯
 
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ここは海だったのではないか?と考えて地域の資料館に行ってみると、たいていは海だったことを示すウミユリやクジラや貝の化石などの展示があって、ここは○○の頃は海だったというような説明があります。

現在の内陸部にクジラが泳いでいたのは、現人類が誕生する前の、東日本がまだ多島群だった160万年くらい前(?)のことのようですが(^_-)、縄文時代には貝塚のある所が海辺だったのですし、現在の平野部で地元の人にお話を聞くと、80代以上の方はそこが海だった頃のことを実際に知っていたり、60代くらいの方だとおじいちゃんやおばあちゃんから海だった頃の話を聞いていたりすることも多いんですよね(^o^)
 
昭島市のクジラ
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埼玉県富士見市の海
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茨城県那珂市のクジラ
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群馬県富岡市のクジラ
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