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諏訪湖と塩13 世界の塩湖 

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2015.9.16 諏訪湖と塩13 世界の塩湖 

 

ボリビアの標高3700mのウユニ湖や中国の700kmも内陸の解池だけではなく、チベットの4718mのナムツォやアメリカの1860mのユタ州にも塩湖があることが分かったので、他にも「塩湖」があるのではないかと調べてみると、世界中にはたくさんの塩湖があって「湖塩」が作られていることが分かりました(^o^)

 

塩湖の大きなものは面積順にカスピ海・バルハシ湖・グレートソルト湖で、世界一標高の高い所にある塩湖はチベットのナムツォ、世界一低い所にある塩湖は死海だそうです。

 

グレートソルト湖は世界2位ではなく3位だったのですね。西の方から干上がって砂漠やボンネビル・ソルトフラッツ(塩原)になり、縮小し続けているために2位から3位になってしまったのでしょうか(^_-)

 

チベットのナムツォは海抜標高4718mにあり、アラビア半島の死海の湖面の海抜はマイナス418mのところにあるのです。地球上のどんな高さの所にでも塩湖はあるようですから、標高800mにある諏訪湖が古代には塩湖だったとしても荒唐無稽な妄想でも奇を衒った説でもないわけです(^o^)

 

先に諏訪湖は長い間に薄まって真水になってしまったのではないかと推理しましたが

「塩湖」の項には「内陸の塩湖は、流入する水の量が蒸発する水の量より少ない場合には消滅して、塩性湿地や、湖の跡のくぼ地に塩などの塩類堆積物が集まった塩類平原になり、逆に、流入する水の量が蒸発する水より多い場合は、やがて水は溢れ出して河川を形成し、いずれ淡水湖となる」と解説されていましたが、あたりまえですよね(^_-)

 

塩性湿地の乾燥がさらに進めば、一面に結晶した塩の平原や、塩を含んだ砂漠になってしまうはずですから、世界中の真っ平らで不毛な砂漠は、かつてはみな海底だった塩湖の跡なのではないでしょうか(^o^)

 

ボンネビル・ソルトフラッツは、塩湖が蒸発して塩類平原になったものであり、グレートソルト湖は今もまだ残っているかつての巨大な塩湖の一部、ウユニ湖は乾季には塩類平原や塩性湿地になるけれど、雨季には湖に戻る塩湖、諏訪湖は湿度が高く雨の多い日本にあったために淡水湖になってしまったかつての塩湖、奈良盆地・京都盆地・諏訪盆地・甲府盆地・会津盆地などは、流出する川によって消滅したうえに降雨によって完全に塩分が抜けてしまったかつての塩湖の跡地のようです(^o^)

 

海塩や湖塩は透明や白色のようですが、岩塩には様々な色のものがあるようです。パキスタンのソルトレンジの岩塩にも濃淡いろいろな色があるようですから、Maggieさまがお持ちのヒマラヤの白い塩はナムツォの湖塩、ピンクと黒のヒマラヤの塩はパキスタンのソルトレンジ産の岩塩かもしれません(^o^)

 

以前は普通のお店で売られていた塩はほとんど精製塩だったのに、いつからこんなに種類が増えたのだろう?と疑問に思ったのですが、↑によると2002年に塩の販売が自由化されたのでいろいろな塩が手に入るようになったということのようです(^o^)

 

私が今使っているのはどんな塩だったかな?と袋を調べてみると、「にっぽんの海塩」と「沖縄の塩シママース」とモンゴルの岩塩でした。特に塩にこだわっている訳ではありませんし、微妙な味の差をウンヌンするほどの鋭い味覚を持っているわけでもないのですが、いろいろ売っているとつい好奇心から目新しい物を買ってしまいます(^o^)

 

この「にっぽんの海塩」は長崎 崎戸島・蛎浦島周辺の海水、「沖縄の塩シママース」は沖縄の海水とメキシコ・オーストラリアの天日塩のブレンドだそうですが、こちらはメキシコ・オーストラリアの天日塩が89.3%で沖縄の海水は10.7%だそうです。でも、一割しか入っていなくても「メキシコの塩」や「オーストラリアの塩」ではなく、「沖縄の塩」ということになるのかな~?

 

にっぽんの海塩

 
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沖縄の塩シママース

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