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yst_mnzさまのコメントへのお返事

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2015.9.7 yst_mnzさまのコメントへのお返事
 
昨日yst_mnzさまから
「この度はsweetbasil2007さんの緻密な推論で進んできましたのに、最後の美味しい所を横取りした様になってしまい、大変申し訳なく思っております。」
とのコメントを戴きましたが、迷惑どころか私は感謝しているのです(^o^)
 
私一人の行動や知識や収集できる情報には限界がありますから、私が塩の山に出かけて行ったり検索してみたりしても、yst_mnzさまが見つけて教えてくださったような情報にうまく出会えたかどうかは分かりませんし、yst_mnzさまがこのブログを見てその先をご自分で考えてみてくださったように、yst_mnzさまの投稿をヒントにされる方もきっといらっしゃるだろうと思いますから、有意義な情報は内緒モードではなく関心のある方がどなたでも見られる形で投稿してください(^o^)。私は「内緒モード」を知らなかったのでこれまでそこに入れて下さった方には失礼してしまったのですが、いまだに使ったことがないのです<(_ _)>
 
yst_mnz さまは「最後の美味しい所を横取りした」のではなく、ここまでの私の考え方を「奇を衒った説にすぎない」と切り捨てずに十分に理解してくださったから、その先の「美味しい所」を見つけることができたのです(^o^)。それを不愉快に思うのであれば、そもそも私はこのブログを公開していなかったわけですし(^_-)
 
1300年前に不比等が『古事記』に記した非論理的な歴史(オハナシ)は、江戸時代に『古事記伝』によって補強され、「それを利用して明治政府がデッチあげた国家神道」を基に非論理的な誤った歴史が全ての日本人にすり込まれ続けている現状は、yst_mnz さまやこれまで有意義なコメントをお寄せくださった方々のような「疑問を持って自分で調べ、自分の頭で考える人」が増えていかないかぎり変わることはないでしょうし、
 
何よりも「緻密な推論」をするには既存の恣意的に解釈された情報ではなく正しい情報が必要なのですが、その「緻密な推論をするための正しい情報」は、さまざまな形で様々な所に隠れているのです(^o^)
 
このブロブではいただいたコメントをきっかけにそれまで考えていたことから脱線していってしまうことも多いのですが(^_-)、「緻密な推論をするための正しい情報」は「実利を離れた基礎知識」の中にあることが多いので、これまでその脱線が無駄になったことは一度もありませんでした\(^o^)/。
 
yst_mnz さまが昨日コメントに貼ってくださったような研究や八ヶ岳の大崩落について私は全く知らなかったのですが、それらのことを知らないまま結論を出してしまったら近視眼的なつじつま合わせになってしまいかねませんよね(^_-)
 
謎解きのためには基礎的な知識やデータ(候補の断片)は多いほどいいのですが、雑多な情報を全部鵜呑みにするのではなく、その中から必要なものを捜し出して関連付けたり整合させたりしてあり得たことを推理するのは、自分でするべきことなのです(^o^)
 
例えば、「小海」という地名は、「仁和3年(887年)あるいは仁和4年(888年)に起きたとされる八ヶ岳(天狗岳)の水蒸気爆発による大崩落によって千曲川の下の深山(現在の八那池洞門付近)が泥流によってせき止められて大きな湖ができたことに由来する」ということですが、
それではそれまでそこは「小海」と呼ばれてはいなかったのでしょうか?
 
そこが「小海」と呼ばれるようになったのが崩落以降なのであれば、その由来は正しいのかもしれません。が、もし9世紀の崩落以前からその地が「小海」と呼ばれていたなら、この地名は9世紀の崩落とは無関係だということになりますよね(^_-)


旧石器時代から人が住んでいたその辺りはいつ頃から「小海」とよばれていたのか? 『記紀』やこのブログも含めて、情報には確認が必要で、誰かが言ったことや書いたことを鵜呑みにしてはならないのです(^_-)

けれど、事実かどうかの検証や確認などは一切せず、解釈でつじつまを合わせようとするのが古代史研究の世界のようですね<(_ _)>



 

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