2017.2.26 鈴ヶ森刑場
以前、品川神社は台地の突端で、麓は海だったのではないかと考えて行ってみたことがあったのですが、浮世絵にはちゃんと神社の下に海が描かれていて、麓は「品川湊」だったことが分かりました。
そこで、改めて地形を見に出かけてみたのですが、運悪く今日は東京マラソンのために品川神社の方は通行止めになっていたので、旧東海道を通って鈴ヶ森に行ってみることにしました。
以前行った時には、刑場の遺跡として残されていた場所に「たったこれだけ?」と呆然とし、周りのあっけらかんとした明るさと、地面にあった「八百屋お七の火炙台」や「丸橋忠弥の磔台」の台石の小ささに「本当にこんな小さな石で?」とあまり現実感を持てなかったのですが、今回は感じ方が全く違いました。
自分の立っている地面の先の自分と同じ目の高さのところで、この台石に立てた柱に縛りつけられた人が、足下の薪に火を付けられて生きたままジワジワと焼き殺されていったのかと思ったら、恐ろしさに背中がゾクゾクしました。ニンゲンって平気で残酷なことをするのですね<(_ _)>。
鈴ヶ森刑場
右側の道が旧東海道で、この先で第一京浜に合流します。
火炙台
磔台
首洗の井