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埼玉の海のサメの歯

2016.11.3 埼玉の海のサメの歯
 
先日の新聞に東松山市の「化石と自然の体験館」の記事が載っていて、そこではサメやカルカロドン・メガロドンやパレオパラドキシアやデスモスチルスの歯などが見つかることが分かりました(^o^)
 
私は地名や地形、貝塚や遺跡や古墳や神社の位置、風土記や古歌の記述などから、古代の海の位置は今とは違っていたのではないか?と考えたのですが、それらのものがある場所の標高を調べてみているうちに、それらのものが作られた当時の海の位置や海面の高さがだんだんに分かってきて、その時代の地形で古代史を考えてみたら、古代史のさまざまな「謎」が解けてきたので、それを2011年に「古代の地形から『記紀』の謎を解く」という本にまとめました。
 
本にした時点では、まだ自分で見聞したものからの推理で、科学的な理論は知らなかったのですが、その後ここまでにプレートテクトニクスの理論や誕生からこれまでの139億年の地球の歴史などを知って、ここまでの推理が科学的事実と整合していたことも確認できました。
 
金錯銘鉄剣が出土したさきたま古墳群が造られた頃、埼玉県行田市は、海辺だったのではないかという推理や
 
東松山市の将軍山古墳が造られた当時、この古墳の下の水田地帯は海だったのではないかという推理などは
 
これまでに自然博物館や化石館やジオパークなどで確認できたのですが、行田や東松山が海だったという証拠が手元に欲しいなと日頃思っていたので、さっそく今日化石体験館へ行ってみました(^o^)
 
どうやって化石を探すのかな?と思ったら、この辺りは昔から化石が出ることで有名だったそうですが、ここに工業団地が出来て溜池が造られることになったので、池の底になってしまう化石をたくさん含んだ1600万年前の「神戸(ごうど)層」の土を掘り上げて保管したのだそうです。
 
参加費を払ってバケツ一杯分のその土を貰い、ふるいにかけて化石を探すので、当たり外れ、運不運があるわけですが(^o^)、今日はカルカロドン・メガロドンの歯を見つけた運のいい人が午前中に二人いました。
 
私は中くらいの運だったようで(^_-)、カルカロドン・メガロドンやパレオパラドキシアには出会えませんでしたが、小さなサメの歯を3つ見つけることができました\(^o^)/。
 
小さくても、ここがサメの住む海だったことの証拠を手に入れることができたのですから大満足です\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。
 
見つけたサメの歯


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イメージ 1

 上がアオザメ、下の二つがオオワニザメの歯

サメの口の中は↓のようになっていて、歯は使い捨てで次から次へと落ちるのでたくさん見つかるのだそうです
 
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イメージ 2

神戸層のあった溜池
 
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イメージ 3

神戸層
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イメージ 4

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イメージ 5




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