2016.7.17 穂高神社と安曇野38 草の舟での航海11
今朝の7時に草の舟が与那国島を出航したことを、先ほどニュースで知りました(^o^)。明日は気温が上がるようなので、脱水症状を起こしたり、熱中症になったりせずに無事に西表島につくことができればいいのですけれどね。
でも、3万年前には海の様相も陸の様相も今とは全く違っていたのです。
例えば、伊豆半島はフィリピンプレートに乗って移動してきて日本列島に衝突した4つ目の島で、今は伊豆大島が日本列島に近づきつつあるわけですが、伊豆大島の現在見えている部分は水深300〜400mほどの海底からそびえる活火山の天辺だけなのですから、裾野はとても大きく広いのです。
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1200万年前に一つ目の島が日本列島に衝突
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600万年前には3つ目の丹沢が日本列島に衝突
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100万年前には4つ目の島が日本列島に衝突して伊豆半島になる
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というように、地形は変わり続けていたのですし、3万年前は氷河期で、海面は今より100m以上低くなっていたようですが、今近づきつつある伊豆大島は↓のような形をしているのですから、現在見えている部分の100m下まで陸地だったら、どれくらいの面積になるのでしょうね。
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3万年前には海面が低く、陸地は今よりずっと大きかったのですから、やはり見えない島に向って一か八かの航海に出たのではなく、見えている島に向って漕ぎ出したのだろうと私は思います。当時の人々にとって新しい島に向かうことはそこで生きるためであって、ロマンや冒険や補陀落渡海ではなかったはずですから(^_-)。