2016.5.15 地質標本館2
地質標本館のロビーには「春の特別展 地球写真の世界」の28枚の興味深い写真が展示されていました。
↓は君津市で撮影されたのだそうですが、なんと美しい地層なのでしょう!養老渓谷の磁場の逆転した地層(チバニアン)を訪れる機会があったら、ぜひこの地層も実際に見てみたいものです。今はまだどこにあるのかも知らないのですが(^_-)。
↓の図を見ると、天然ガス田のある君津市も250~40万年前までは海だったようですが、この美しい地層が「上総層群」なのでしょうか?
この地質標本館には、各種の岩石や貴石やアンモナイトなどの標本、プレートテクトニクスを説明するパネルや映像、1億4000万年の間のパンゲア大陸の移動を短時間で見せる大画面の映像など、去年秋以降興味を持って調べていたことが全部揃っていたうえ、パレオパラドキシアの骨格標本まであったので、なぜ?と不思議に思ったのですが、後で入館時に貰ったパンフを見て納得しました。ここは「産業技術総合研究所地質調査総合センター 地質標本館」だったのです。
そうとは知らずに地質や岩石への興味から行ってみたのですが、ジオパークの国内の認定機関として日本ジオパーク委員会(JGC)を創ったのは、産業技術総合研究所地質調査総合センターなのですから、私がジオパークで見て、知りたい・調べたいと思ったことが全部揃っていたのは当然ですね。ここがジオパークの総元締めだったのですから(^o^)。
そういえば、パレオパラドキシアというものを初めて知ったのも埼玉のジオパークでした。
もし行く前にここがジオパークの本家だと知っていたら、「チバニアン」や磁場の逆転についての知識や情報を入手することができたかもしれなかったのですが<(_ _)>。
因みに、知りたいことが全部揃っていて、標本も映像も豊富で、駐車場も完備されていたこの標本館の入館料は、なんと無料でした。