2016.5.9 糸魚川ジオサイト2
糸魚川ジオサイト案内の4・7・8はまだ作成中・・・? そういえば、最近まで私は「ジオサイト」とか「ジオパーク」という言葉を知りませんでした<(_ _)>。去年秋に大鹿村の中央構造線博物館で中央構造線と南アルプスジオパークを初めて認識したような・・・・
そこでジオサイトとはなんなのかを調べてみました。
「ジオサイトとは、地質、地形、歴史などそのジオパークを特色づける見学場所や拠点のことで、例えば、地形の景観、岩石や化石が見られる崖、歴史建造物、植物の群生地などのこと」
「ジオパーク(英: geopark)とは、地球科学的な価値を持つ遺産(大地の遺産、ジオヘリテイジ、英: geoheritage))の保全を目的としたプログラムであり、その場所のこと」で、日本語では「大地の公園」。日本の場合、日本ジオパークネットワーク(JGN)に加盟している地域を「日本ジオパーク」と称するのだそうです。
日本では、国内の認定機関として産業技術総合研究所地質調査総合センターによって、日本ジオパーク委員会(JGC)が創られたのは2008年だそうですから、聞いたことがないと思ったら、この言葉も考え方も最近のものだったのですね(^o^)。
ジオパーク基礎知識
「山や川をよく見て、その成り立ちとしくみに気付き、生態系や人間生活との関わりを考える場所です。足元の地面の下にある岩石から宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、山と川と海と大気とそこに住む生物について考える、つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。」
ということですから、地球やニンゲンはカミサマが一週間で作ったものではないし、カミサマが恣意的に采配しているものでもないということを基礎に全てのものの成り立ちとしくみを論理的に考える場所だというわけですね(^_-)。
どうもそれが、去年大鹿村から帰ってきてから私が「ジオサイト」や「ジオパーク」にとりつかれている理由だったようです(^o^)。カミサマによるつじつま合わせが介在しない論理的な考え方が少しずつ一般にも受け入れられるようになってきているということでしょうか。
最近は、ジオパークや博物館はもちろんのこと、熱帯植物館や恐竜館など思いがけない所でもプレートテクトニクスで物事が説明されていて、親に連れられてきている小さな子供達や小学生がそれらのパネルや映像を熱心に見ながら、理解度を試すクイズに取り組んでいましたから、「古代の地形から『記紀』の謎を解く」やここに書いているようなことを「でたらめだ」と決めつけるようなオトナは、「地球は平らで太陽が地球の周りを廻っているのだ」と信じていたオトナと同じように、子供達から過去の遺物だと思われるようになってしまうかもしれませんよ(^_-)。
熱帯植物館にあったプレートテクトニクスによる説明
最近は地震のニュースでも、「中央構造線」、「プレートの沈み込み」などという言葉が普通に使われるようになってきていますしね(^o^)。
熱帯植物といえば、昨日温室で赤と黄と緑のとても目立つ花を見ました。これまで見たことのない花だったのでなんだろう?と近づいてみると葉はバナナだったのですが・・・。バナナの花はこんな花ではないはず、と上を見ると見慣れたバナナの花がありました。
それではバナナの木から出ていたけれど、あれはバナナの花ではなかったのか?とバナナの花の映像を検索してみたのですが、やはりこの花の写真はありません<(_ _)>。でも、ひょっとするとバナナには雄花があるのかもしれないと思って調べてみると、やはり雄花でした。バナナって雌雄異花だったのですね。全く知りませんでした(^_^.)。