2016.4.30 地震と噴火
最近は大きな地震のニュースが多いようだと思っていたのですが、並べてみて驚きました。
2016.1.4 M6.7 インド
2016.2.6 M6.4 台湾 台南市
2016.3.2 M7.8 スマトラ沖
2016.4.14 M6.7 熊本
2016.4.16 M7.5 熊本
2016.4.17 M7.8 エクアドル
と、今年に入ってから、毎月どこかの国で大きな地震が起きていたばかりか、今月はもう2カ国で起きているのです<(_ _)>。
これまでもそんなに頻繁に起きていたのだろうか?と2015年4月のネパール地震以前の大地震をざっと調べてみたところ、精査したわけではありませんのでおおざっぱな傾向ですが、1900年代には何年かに一度、2000年代に入っても2010年ころまでは年に1、2回(国)の頻度で起きていた大地震が、2011年頃から年に3回(国)に増え、今年は1~4月ですでに5箇所で6回も起きていました<(_ _)>。やはり気のせいではなくこのところ急速に増えていたのです。
1900年代後半からの日本での大きな地震を調べてみると
1948 M7.1 福井地震
1964 M7.5 新潟地震
1983 M7.7 日本海中部地震
1993 M7.8 北海道南西沖地震
1995 M7.3 阪神大震災
2004 M6.8 新潟県中越地震
2011 M9 東日本大震災
2016 M6.7 熊本地震
2016. M7.3 熊本地震
となっていて、日本だけでみれば何年かに一度ですから、急に増えているようには見えないのですが・・・・
やはり、地球の歴史もニンゲンの歴史も、日本国内だけで考えたり、地球は地球、地形は地形、ニンゲンはニンゲン、気象は気象などと、別々に無関係なものとして見ていたのでは見誤ってしまうのです。あらゆるもの、あらゆる出来事は、相互に関連し影響し合っているのですから。
噴火のニュースも最近急に増えてきたような気がして、去年ちょっと調べてみたのですが、
2015年には南米やインドネシア付近で↑のように大きな噴火のニュースがいくつもありましたし、日本でも御嶽山や口永良部島や桜島など噴火のニュースがたくさんありましたよね。
やはり地球規模でマントルやプレートの動きが激しくなってきていて、そのために地震や噴火が増えているのではないでしょうか<(_ _)>。これが磁場の逆転に関係するものなのかどうかは分かりませんが・・・・・
140年ぶりに噴火したというエクアドルのコトパクシ山の映像を探してみました。
コトパクシ山は世界でも最も危険な火山の一つなのだそうですが、富士山によく似た美しい山のようです。山頂の標高は富士山より高い5897mですが、高原にあるため比高は約3000mだそうです。
ヒマラヤやアンデスを持ち上げてしまうプレートの移動も、地下何十kmの所から6000mの所まで上ってきて、さらに噴煙を8000mも吹き上げるマグマも、ニンゲンにはどうすることもできないとてつもないエネルギーを持っているのですね<(_ _)>。