2016.4.25 ネパール大地震から1年
今朝の新聞に「ネパール大地震から1年の追悼行事が催された」という記事がありました。ちょうど1年前の2015.4.25に起きたネパールのM7.8の大地震では、約9000人が倒壊した建物の下敷きになるなどして亡くなり、70万人が家を失ったのです。
マグニチュードは最大で7.8で、M4~5の余震が続いた後、5.12にはM7.3の地震が起きて被害が広がったのだそうですから、ほぼ1年後の5.14にM6.5の地震が起き、M5~6の余震が続いた後4.16にはM7.5の地震が起きて被害が広がった熊本地震とよく似た経過だったようです。
記事によれば、ネパール大地震ではこの1年の余震は400回以上だったそうですが、熊本地震では、発生後10日で800回を超えているのですよね<(_ _)>。
東日本大震災はM9.0とさらに大きかったうえに、津波と原発の被害まで加わったのでその被害は未曽有のものになったようです。地震の被害は免れたのに、津波の被害に遭ってしまった方、地震も津波も免れたのに原発の被害に遭ってしまった方も・・・・・・。地震の後の報道も、地震そのものより津波や原発についてのことが多かったような気がします<(_ _)>。
ネパール大地震も東日本大震災もプレートの動きで説明されていたので、プレートの動きには連動性があってこのところ大地震が多いのだろうかと思ったのですが、十数枚あるというプレートは、その下にあるアセノスフェア(深さ約100~ 400kmの岩流圏)の動きに乗って、おのおの固有な運動を行っているのだそうです。
このアセノスフェアを含むマントルは、定常的に対流していて一定の場所で上昇・移動・沈降していてプレートはその動きに乗って移動し、プレート境界部では、造山運動、火山、断層、地震等の種々の地殻変動が発生するのだそうですが・・・・・
それでは震源はそのアセノスフェアを含むマントルの動きにあるのか?と思ったのですが、地震のたびにいつも伝えられる「震源の深さは○○km、この地震による津波の心配は・・・・」というニュースで100km以上というのは聞いたことがないので、「震源って何だろう?」と思い調べてみると、
震源とは、地震の発生の際に地球内部の岩石の破壊が開始した地点をいい、現在、地震発生時に気象庁から即時配信している地震情報については、震源の深さを1km単位で計算した結果を四捨五入して10km単位で発表しています。一般に地震は、地下数kmから地下700kmまで様々な深さで発生しますが、日本付近では、震源の深さが70kmよりも浅い所で多く発生しています。
ということなのですが、岩石の破壊が開始した地点はどうやってわかるのでしょうね?100~400kmは岩流圏で比較的流動性があるそうなのに、そんなマントルも破壊されるのでしょうか?プレートの動きと震源とはどういう関係なのでしょう?分からないことばかりで、結局「今の私には分からない」ということが分かっただけでしたので、何か分かってくるまで保留にしておくことにします(T_T)。
ネコビタイ便り
例年は連休頃に咲き始めていたナニワイバラや牡丹がもう散り始め、ジャーマンアイリスも咲いてしまって、ハナミズキは葉が伸びてしまっています。
4.20に咲き始めたのですが、24日にはもう散り始めてしまいました
このところ花の咲く時期がずれてきているように感じていたのですが、今一番降ってほしくない熊本では雨が降っていて、「梅雨の走り」だと言われています(T_T)。6月だと思っていた梅雨が4月にもう始まったり、梅雨明けを知らせるものと思っていた雷が春先から鳴っていたり、二百十日頃に来るものと思っていた台風が4月ごろから来たりと明らかに気候の変動を感じることが増えているような気がします。