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茨城県北ジオパーク

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2016.4.23 茨城県北ジオパーク

 

プレートテクトニクスやジオパークやチバニアンを知ったことで、「古代の地形から『記紀』の謎を解く」に書いた古代の海の推理の科学的な裏付けを得ることができました\(^o^)/。

 

今は高い山も初めから山だったわけではなく、元は全部海だったようです。6年前にニンゲンの歴史を辿っていた時には、遺跡などからここ2万年くらいの間に-140m~+140mくらいの海面の高さの変化があったようだと考えたのですが、46億年の地球の歴史を知ってみると、例えばヒマラヤ山脈は、深海から8800m以上の高さへと10000mを超すほどの隆起をしていたのですから、海水面の上下の変化などはささやかなものだったようです(^_^.)

 

地球は絶え間なく活動を続け、インドを乗せたプレートも動き続けているため、ヒマラヤは現在も成長し続けているのです。

 

このヒマラヤでは、2015425日にネパールでM7.8の大地震があって、断層が4.1m以上もずれた可能性があるのだそうですが、M7.8のエネルギーとは、ヒマラヤさえも動かしたり持ち上げたりしてしまうほどのすさまじいものなのですね。この地震ではインド、チベット、バングラデシュにも大きな被害が出ているのです<(_ _)>

 

ニンゲンにとっては国や都市が水没してしまったり、平野がなくなってしまったりと大きな死活問題である海面の上下などは、地球の活動や隆起し続けるヒマラヤからみれば誤差の範囲にすぎないのかもしれません。

 

2013年に袋田の滝方面に行った時には地球の歴史もジオパークもまだ全く知らなかったのですが(^_-)川に沿って走りながら今は山また山の奥久慈も古くから人が住んでいたのであれば、ここに人が暮らし始めた頃は久慈川の谷は海だったのではないだろうか?と考えていました(^o^)

 

袋田の滝

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大子観光やな付近の久慈川

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去年入手した資料の中に茨城県北ジオパークがあったのですが、そこには

 

「いまからおよそ1500万年前、袋田周辺は海の底に沈んでいました。そこにあったのは、なんと巨大な海底火山。袋田の滝はその火山から噴き出したマグマが海水に冷やされてできたものです」

 

と記されていました(^o^)。ここにいつ頃人が住み始めたのか、人が住み始めた頃もまだ低地には海や塩湖があったのかどうかは分かりませんが、やはり奥久慈の山々も元は海だったのです(^o^)

 

茨城県北ジオパーク

イメージ 5

 
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やはり古代にヒトが住んだ所には近くに必ず海(塩)があったのであり、「神話(作り話)」は別として、塩なしでは生きられないヒトの本当の歴史は、海や塩、ひいては地球の歴史と切り離して考えることはできないのです





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