2019.4.20 チバニアン4
去年秋に、古代の海と塩を辿るために訪ねた長野県の大鹿村の中央構造線博物館で「中央構造線」と「ジオパーク」を知ってからというもの、ニンゲンの歴史から地球の歴史へと関心が移ってしまいジオパークづいています(^o^)。
中央構造線北川露頭にあった南アルプスジオパークの案内板
ここには大鹿村に向かう途中で何か書いてあるが見えたので行ってみたのですが、この時はまだ、中央構造線もジオパークも知らなかったので「露頭」の意味も分からず、後で考えようと写真だけ撮っておいたのですが(^_-)。
構造線やジオパークに目が向いたのは、意図してのことではなかったのですが(^_-)、「作り話のカミサマの子孫」ではなく生物としての生身の人間は、塩がなくては生命を維持できませんから、ニンゲンの歴史の因果を辿っていたら必然的に「古代の海と塩」を辿ることになって、地形の変遷から地球の歴史へと繋がっていってしまったのです(^o^)。
これまでに入手したジオパークの資料の中には千葉県のものはなかったので、「チバニアン」のことはニュースで知ったのですが、千葉には「国際標準模式地」になるかもしれない貴重な地層のジオサイトがあったのですね(^o^)。それではいつか出かけて行って資料を収集してこなければ。磁場の逆転ってどういうことなのか、どうして逆転が起こるのか、逆転するとどうなるのかが分かるかもしれませんから(^o^)。でも、養老渓谷がジオパークにはなって資料ができるのはまだこれからかな?
磁場の逆転は局所的に起こったわけではなく、地球全体のことのようですから、地球上の77万年前の地層は全て磁場が逆転しているのでしょうね。すると、その地層がたまたま地上に現れていて、今人類に分かっているのは養老渓谷とイタリアのモンテルバーノ・イオニコと、ビィラ・デ・マルシェの3ヶ所だということで、地上に現れているのにまだ知られていない場所は他にもあるのかもしれません(^o^)。
養老渓谷の地層は、77万年前には深海にあったようですが、イタリアの2カ所もやはり深海にあって、隆起によって地上に現れたものなのでしょうか。地理音痴の私には、イタリアのモンテルバーノ・イオニコと、ビィラ・デ・マルシェがどこにあってどんな所なのか見当もつかないのですが<(_ _)>、きっと地形やその成り立ちには共通点があるのでしょうね。
6年前には「奇を衒った説にすぎない」と決めつけられた「古代の海と地形」はこの6年の間にだんだん一般常識になってきた(?)ようです。収集してきたジオパークの資料には、6年前までに地名や地形や遺跡から「海だったのではないか」と推理した場所は、全て海だったと書いてありますし、「地形」をタイトルに入れた歴史関係の本の出版も増えてきているようですしね\(^o^)/。
まあ、未だに「古代の地形から『記紀』の謎を解く」を「でたらめもでたらめ!!」などと決めつける人もいるようですが、飛躍した空想や恣意的なつじつま合わせではないのであれば、科学的な事実と矛盾することはないはずですから、私は事実とは矛盾している既存の歴史書の方が「でたらめ」だと思っていますけれど(^_-)。
昨日の新聞のコラムで、村木厚子氏が【裁判を闘う時、想定されている「ストーリー」を疑い、事実を一つ一つ検証していく方法は、「名探偵コナン」から教わった】とお書きになっていましたが、私がこのブログでしてきたことも、不比等や本居宣長や日本を代表する歴史学者や哲学者の皆さんによって創られた古代史のストーリーを疑い、事実を一つ一つ検証してみるということだったのですよね(^_-)。
私はこの方法を名探偵シャーロック・ホームズから学んだのですから、ホームズの生みの親のコナン・ドイルから学んだということになるのでしょうね(^o^)。漫画の「名探偵コナン」は残念ながらまだ読んだことがないのですけれど。