2015.12.12 北海道の縄文遺跡11 テーマ別博物館
ちなみに1つのテーマに特化した博物館のランキングの2位は目黒寄生虫館(目黒区)、3位は久慈琥珀博物館(岩手県久慈市)、4位はたばこと塩の博物館(墨田区)、5位は牛の博物館(岩手県奥州市)となっていました。
目黒寄生虫館は一度行こうとして場所が分からず行きそびれたままですが、たばこと塩の博物館はたまたま今年9月に行ってみました。大きな岩塩の塊を見て感激したり、世界にはいろいろな塩があることを知って驚いたりと、とても興味深い博物館でした!ここで見たものや購入してきた『地球 塩の旅』からは本当にいろいろなことが分かってきました\(^o^)/。↓の辺りからここで分かってきたことをいろいろ書いています(^o^)。
たばこと塩の博物館 東京都墨田区横川 1-16-3
私は関東以北の博物館にはまだどこにも行ったことがないのですが(T_T)、行ってみて分かることって本当に多いし、それまで全く知らなかったことや、考えてもみなかったことに気が付くことも多いので、三笠市にも久慈市にも奥州市にもいつかぜひ行ってみたいものです(^o^)。80種ものアンモナイトの化石も見てみたいし、どこから出てきたのかも知りたいし、出てきた場所の地形も見てみたいし、北海道の縄文遺跡にも興味があるし、岩手県の久慈市と茨城県の久慈郡や久慈川とは関係があるのかないのかも知りたいし、地域資料も入手したいし・・・・(^o^)
とりあえず久慈琥珀博物館のH.Pを見てみたところ、久慈市から産出する琥珀は、白亜紀後期の約8,500~9,000万年前の南洋杉の樹脂が化石化したものだということが分かりました。
ん? 南洋杉?? なぜ日本に南洋杉???
南洋杉につて調べてみると、
【南洋杉】ナンヨウスギ科の常緑高木。オーストラリア・南アメリカに自生。原産地では高さ60mに達する。熱帯の山地に栽植。樹形は円錐状で下枝は地に垂れる。葉は針形で剛直。雌雄異株。
だそうで、熱帯雨林のなかの比較的乾燥した岩礫地などに自生する木だそうです。ということは、白亜紀後期には岩手県は熱帯気候だったということではありませんか(^o^)。
さっそくこれまで考えてみたこともなかったことが分かってきたようです。縄文早期の人々が北海道や青森の北の方にたくさん住んでいたのは、その頃の岩手や秋田は熱帯で暑かったからかもしれませんね(^_-)。ユネスコの世界文化遺産登録を目指す「北の縄文遺跡群」18カ所のほとんどが北海道と青森にある遺跡で、岩手県には1カ所、秋田県には2カ所しかないのは、それが理由なのかも(^o^)?
これは南洋杉から今思い付いたことで、私はまだどこにも行ったことがありませんし、他に知っていることもありませんから、ひょっとすると岩手と秋田に縄文時代の遺跡が少ないのは、まだ調査されていないからというような全く別な理由かもしれませんけれど・・・・(^o^)。
でもこの気候の変化一つとっても、古代史を現代の感覚や常識で解釈するのは間違っているということが分かりますよね(^_-)。
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