Quantcast
Channel: 歴史探訪
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1389

北海道の縄文遺跡10 北海道のアンモナイト

$
0
0
2015.12.11 北海道の縄文遺跡10 北海道のアンモナイト
 
先日の新聞に1つのテーマに特化した博物館のランキングが載っていたのですが、関東以北で1位にランクされていたのは北海道三笠市の三笠市立博物館でした。ここには、1億年前の海中をイメージした展示室に、北海道で発見されたアンモナイトの化石約80600点など、化石1000点が並んでいるのだそうで、アンモナイトの展示数は日本一なのだそうです(^o^)
 
恐竜センターガイドブックに載っていた北海道のアンモナイト
 
イメージ 1

でも、世界中ではアンモナイトの種類は1万種以上が報告されているそうですから、その頃の地球は「アンモナイトの世」で、現在の人類が世界中に広がって様々な人種になっているように、アンモナイトが世界中に広がってそれぞれの地の環境に合わせて1万種にもなっていて、後に「日本の北海道」になった辺りにはそのうちの80の人種ならぬアンモナイト種がいたということでしょうか(^o^)
 
なぜ北海道にはそんなにたくさんのアンモナイトがいたのかというと、昨日書いたようにアンモナイトが生息していた頃の北海道は、大部分が海だったからでしょう(^o^)。でも、それらのアンモナイトの化石はいったい現在の北海道のどの辺りから出てきているのでしょうね?
 
アンモナイトは海の生物なのですから、現在の地図で考えれば沿岸部か海底以外の内陸から出てくることはないはずですが、1000万年前の地図で考えるなら、現在平野となっている所ならどこから出てきてもおかしくはないということになります。現在の平野は1000万年前頃には海だったのですから(^_-)


イメージ 2


今は海の無い群馬県にだって当時はアンモナイトが泳いでいたのです(^_-)
 
イメージ 3

アンモナイトって?
 
イメージ 4

 
けれど、アンモナイトは白亜紀末頃に絶滅したのだそうですから、1000万年前の地図ではなく、1億年前の地図で考えなければなりませんね(^_-)。もしアンモナイトの化石が出てきたのが平野ではなく丘陵地や山地だったとすれば、それは、その丘陵地や山地がアンモナイトが生息していた1億年前には、海だったということでしょう(^o^)
 
ヒマラヤの3800mのムクチナート村付近にはアンモナイトの化石がゴロゴロしているそうですから、山の上からアンモナイトが出てきても不思議はないわけですが、それはアンモナイトが山に住んでいたということではなく、その山がその頃は海だったということなのです(^_-)
 
ところで北海道三笠市ってどこにあるのだろう?と地図を調べてみたら、石狩平野の東側の現在は海から遠い所にありました。でも石狩平野は、533万~360万年前には巨大なクジラの泳ぐ海だったのです。そして三笠市は、国内最大級のクジラの化石の出た月形町と石狩平野(古代の海)を挟んだ対岸にあるのですから、アンモナイトの化石がたくさん出てきても、なんの不思議も謎もないわけです\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。
 
 
――・――・――・――・――・――・――・――・――
「古代の地形から『記紀』の謎を解く」 アマゾンヘ




Viewing all articles
Browse latest Browse all 1389

Trending Articles