2015.12.4 北海道の縄文遺跡3
「歴史に見る人口変動」の記事には、縄文時代前半になぜ気温が上がったのか、縄文中期からなぜ気温が下がり始めたのかについては何も記されていなかったので、気温や海水温が上がったり下がったりしたのはなぜだろう?と考えていたらこんなフレーズとメロディーが頭に浮かんできました。
♪Nothing comes from nothing・・・・・♪
「無から有は生じない」のです。物事には必ず原因があって結果があるのですから、気温が上がったのには上がる原因があったはずです。こういう部分にはカミサマや奇跡を持ち出して無から有が生じたことにしてつじつまを合わせてしまうのが『古事記』などの解釈学のようですが(^_-)
オウム真理教にしても、ISにしても、「自分たちが思いたいように思わせてくれる神が、都合の良すぎる方便であることを、彼等が認めることは決してない」のでしょうけれど、人殺しやテロまで正当化してしまう「神というのは便利な理屈」のようです<(_ _)>。
そういえば、オウム真理教の幹部が自分たちの教義や行動の正当性を主張するのを「よくあんなふうに理屈(屁理屈)がスルスルと出てくるものだなあ、理屈と膏薬はどこにでもくっつくというのはああいうことなのか」と半ば感嘆しながら唖然としてテレビで見ていたのですが、その屁理屈は当時「ああ言えばじょうゆう(上祐)」というギャグになっていましたよね(^o^)。「人間とは後から理屈を作り出すことのできる動物」なのだそうですが(^_-)。
話が逸れましたが、カミサマをつじつま合わせに使わないとすれば、「無から有は生じない」のですから、気温や海水温が上がったのはどこかから大きな熱エネルギーが供給されたからであり、下がり始めたのはその熱エネルギーの供給がなくなったからなのではないでしょうか(^o^)?そして、その大きな熱エネルギーはいったいどこから供給されたのか?というと外からではなく、地球の内側からだろうと私は思うのですが。
マグマの生成過程はまだ完全には明らかになっていないそうですが、高温のマグマが地球内部に存在することは分かっていますし、その活動が一定ではないことは噴火や溶岩の流出が一定ではないことから分かります。縄文時代前期にはマグマの活動が活発になっていて海底火山や陸上の火山から大量の熱が放出され続け、中期以降はマグマの活動が沈静化してきて熱の供給が止まったということなのではないでしょうか(^o^)。
マグマはどうしてできる?
これは今のところ私の「思い付き(仮説)」で、私にはそれを検証する方法も知識も技術もないのですが(T_T)、マグマの活動と大気温・海水温の変化の関係は、規模は全く違いますがガスストーブをつけると部屋の温度が上がっていき、消すと部屋の空気が冷えていく、ガス釜に火をつけるとお風呂のお湯が温まっていき、消せばお湯は冷えていくのと同じような関係なのではないでしょうか?ひどく卑近な例ではありますが(^o^)、どんなに規模が違っても、全体を作っているのは部分なのですから、部屋やお風呂のような部分はそうだけど、地球全体のメカニズムは全く違うのだと考える理由はないと思うのですが(^_-)。
地球の気候には氷河期と間氷期があって、寒冷期と温暖期を繰り返していたようですが、それもマグマの活動と関係があるのではないでしょうか?
最近M7~8というような規模の大きな地震の起きる頻度が増えているのを見ると、プレートの動きが大きくなっているようですし、火山の噴火のニュースも増えています。また、西之島が大きくなってきているのを見ると、海底火山も動いているようですから、ひょっとすると私たちの知らない海底の深い所のあちこちで海底火山の噴火が続いているのかもしれません。エル・ニーニョ現象は、ペルー沖の海底でマグマが噴出してお湯を沸かしているのかも(^o^)?
現在の気温の上昇も縄文時代前半の気温上昇も、マグマの活動の活発化と関係があるのではないかと思うのですが、どうでしょうか?これも学者さんたちからは「素人考えの奇を衒った説」だと言われるかもしれませんが、一時まことしやかに言われていた「温暖化は二酸化炭素のせいで、その二酸化炭素が増えた原因は、牧場のヒツジが出すゲップである」という説よりは現実的だと思いませんか(^_-)。
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