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killyさまのコメントへのお返事

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2019.4.24  killyさまのコメントへのお返事 
 
文学者にも縄文海進を知らない方が多く、短歌の解釈を間違えていらっしゃるようです。1000年以上前の時代ですから、防災マップのように等高線だけ上げた水位も正解ではないと思います。
2019/4/24() 午前 11:43 [ killy ]

 
地形の変化を考えるのは歴史学者のお仕事ではなかったように、文学者のお仕事でもないようですから(^_-)、縄文海進もプレートテクトニクスもチラリとも頭に浮かんだことさえないのではないでしょうか。文学的ロマン(思い込み)では、「故郷はいつまでも変わらないもの」のようですし、「山や川は永遠に姿を変えないもの」のようですから(^o^)
 
それはさておき昨年の西日本豪雨では、真備町や小田川周辺は古代の海に戻ってしまい、killyさまや岡山の平地に住む方々は大変な災害に遭われたのですよね(T_T)。今はもうニュースで取り上げられることもなくなってしまったので、その後の様子を知ることはできないのですが、水が退いても元の故郷の姿に戻ることはないのでしょうね(T_T)
 
あの後で発表されたハザードマップを見て、浸水危険地域とされているのは古墳時代頃には海だった所のようだと思ったのですが、おっしゃる通りマップは正確なものではないかもしれません。地形の変化の原因は海進・海退だけではありませんし、1000年前と今は同じではないうえに人為的な地形の改変も加わっていますしね。けれど避難の際の大ざっぱな目安にはなると思います。
 
海面下何千mのプレートの上でできた陸地の元が46億年の間に標高8800mのヒマラヤになり、さらに年々高くなり続けているというくらいに地形は変化し続けていたのですし、この1500年の間もプレートは動き続けていたのですよね。岡山はフィリピン海プレートに乗っているようですが、フィリピン海プレートは沈み込み続けているそうですから、岡山は全体に1500年前より低くなってきているのでしょうか?フィリピン海プレートに押し上げられて南アルプスや紀伊半島は隆起し続けているようですが。
 
でも、プレートテクトニクスが知られるようになったのは1960年代以降のようですから、それ以前に『記紀』や『万葉集』などの解釈をなさった方が地形の変化を考えなかったとしても、それを非難することはできませんよね。
 
同じように、生命科学も発生学も進化論もまだ知らなかった古代の人たちが、カミサマを作り出して何とか説明をつけようとしたことも、嗤ったり非難したりすることはできません。
 
問題なのは、それらのことが科学的に解明されてきたにも関わらず、今だに昔のままの非論理的・非科学的な解釈を続けている人たちや、カミサマを自分の選挙や権力や支配やテロなどに利用している人たちや、自分の不勉強を棚に上げて「デタラメ」だの「あなたの人格が悪い」だのと他人を誹謗中傷しているような人たちでしょう(^o^)
 
スリランカでまた大規模なテロが起きてしまいましたが、カミサマや宗教ってそういう風に利用されているのですよね<(_ _)>。「皇国史観」もそのために作られ、戦争に利用されたようですし。
 
ところで、先日「三種の神器」を伊勢神宮に運ぶ映像を見たのですが、「三種の神器」は安徳天皇と一緒に海に沈んだのではなかったのでしょうか??

まあ、こんな明白な矛盾にも「・・・と考えればよい」というような一見もっともらしいつじつま合わせがちゃんと用意されているのでしょうけれど。
 
 今確認したら、岡山が乗っているのはユーラシアプレートだったようですから、沈んでいるのではなく隆起しているようです。(18:00)
 

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