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フォッサマグナと荒船山 本宿大陥没2

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2015.11.30 フォッサマグナと荒船山 本宿大陥没2

 

荒船山に670mもの湖成層を作った大きな湖は、本宿大陥没で消えたのではないか?と考え、何か手がかりになるようなことが書いてないかと「かぶら川の石図鑑」の解説を見てみたら、

 

「本宿陥没地域には、溶岩・火山灰の堆積のほかに、一時的にできた湖に砂や泥が堆積した地層もあります。」と記されており、さらに↓には

 
 

「時々水がたまって湖ができていて、その堆積物が地層になってみつかり、陥没の内部の構造を知るのに役立っています。」と記されていました。多分これが学者さんたちの公式な見解であり「定説」なのでしょうね(^o^)

 

でも、時々水たまりができたというのであればともかく、670m(水成層と湖成層を合わせるなら100m)もの堆積物の地層が広範囲にできるほどの大きく深い湖がそんなに簡単にできたり消えたりするものでしょうか(^o^)?

 
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緑の層が水成層、水色の層が湖成層だそうです。


よほどの大雨が続いたとしても、小さな池やぬかるみ程度ならともかく直径10kmもある陥没地が湖になどなるはずはありませんし、お天気が続けば水が溜まってできただけで流入河川の無い池やぬかるみなどはすぐに干上がってしまいますから、そこに広範囲に堆積物の地層ができることなどあり得ないと私は思うのですが(^_-)

 

百歩譲って、もし一時的に湖ができていたのだとしても、それではそこに地層を作ったほどの大量の砂はどこから来たというのでしょう?

 

砂とは「岩石が細かく砕けて小さな粒になったもので、粒径が21/16mm (62.5μm) の粒子)のものをいう」のだそうですが、本宿陥没地域の砂は陸上の岩石や鉱物だけで出来ていて、サンゴや貝殻などは全く含まれていないのでしょうか?

 

その砂にサンゴや貝殻など海の生物の石灰質の砕屑物が含まれているのであれば、その砂の層は陸上でできたものではなく海底で積もったもののはずですが、砂の成分が調べられたことはあるのでしょうか?

 

この「時々(一時的に)湖ができてそこに砂や泥が堆積した」という説明も、実際に砂や泥の堆積した地層がそこにあることを説明するために考え出された「一時的に湖ができたと考えればよい」というつじつま合わせの説のようですが、「学説」や「定説」って事実とはかけ離れた思い込みやつじつま合わせが本当に多いのですね~<(_ _)>

 

荒船山の11501250mの所に水成層と湖成層があり、陥没地には砂の層や湖底に堆積した泥の層があることから考えると、これはやはり先に推理したように、海底で水成層が作られたあと、海の一部が陸化した中に取り残されて塩湖となり、そこに湖成層が作られながら淡水化し、その後大噴火による陥没が起きて湖の水が消失し、堆積物だけが地上に残ったのではないかと私は思うのですが(^o^)


――・――・――・――・――・――・――・――・――

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ネコビタイ便り 

そろそろ都心の紅葉もいい頃かな?と思って昨日新宿御苑に出かけてみたのですが、この秋は気温の高い日が多かったせいか、モミジもイチョウもまだ緑色が残っていて色付きが良くありませんでした。一昨年の同じ頃にはモミジの赤が美しく、皇帝ダリアの花はほとんど残っていなかったのですが、今年は花がたくさん咲いていましたから、都心部には霜が降りるほどの冷え込みはまだなかったようです。

 

今年のイチョウと皇帝ダリア

 
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2013年のイチョウと皇帝ダリアとモミジ
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昨日は霜が降りなかったので、我が家のダリアもまだ生き延びています(^o^)

 
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今年はサネカズラの実付きがとてもよくて、真っ赤になった実がたくさん付いています。

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