小金井の湧水や遺跡についてもう少し詳しく知りたいなと思って、小金井の資料館はどこにあるのか探してみると、小金井公園の南の浴恩館公園の中に文化財センターがあることが分かったので、行ってみました。
先日[ fri***** ]さまから「地域の博物館や資料館に行けば本当の歴史がわかるとは実に下らないものの考え方ですね。そもそも中央ほどの予算や人員が割けない地方の研究施設で検証された研究結果が、中央のものを上回ると考えるには無理がありますよ」とのコメントをいただきましたが、私はそうは思いません。地域のことを知るには、その地域の歴史資料館に行くのが一番なのです(^o^)。
私には「中央からの下りもの」が全て正しいとは思えませんし、「浴恩館」という公園らしからぬ名前や、「作家下村湖人が青年団講習所の所長として講習生と語らい、小説『次郎物語』の構想を練った浴恩館を改修して資料館としたものです。」という説明にも興味を惹かれましたし。
現在文化財センターになっている建物は皇室から下賜されたもので、「浴恩館」とは皇室の恩に浴するという意味であり、この園内は昭和初期の典型的な武蔵野の面影を留めているのだそうです。
文化財センターの建物「浴恩館」
「浴恩館」の後ろ側
公園内には他にも二つの建物があり、
こちらには何も説明がなかったので、何なのかは分かりませんでしたが、
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こちらは穀倉だそうです。
園内には湧水と思われる二つの池と、雑木林の間を巡る水路があり、敷地のすぐ裏手には仙川の水路がありました。裏手の池には水があったものの水路や仙川には水が全くなかったのですが、ここでも湧水は枯れてしまったのでしょうか?
表側の池と流れ