私は古墳時代には行田市は海辺だったと考えていたので、埼玉はいつ頃どこまでが海岸線だったのだろう?と地図で埼玉県の貝塚を見つけると行ってみていたのですが(^o^)、2014年に黒目川沿いにも貝塚があることを知って、それなら黒目川も海だったに違いないと考えて行ってみました。
貝塚はもうどこにあったのか分からなくなってしまっていましたが、やはりここも武蔵野台地の端で、貝塚や縄文遺跡があり、古墳群があり、中世の城跡がありました。
柊塚古墳
岡の城山
その時はまだ湧水と遺跡や城との関連には気付いていなかったのですが、公園内には池があり、地図では池からの水が黒目川に流れていますから、これは湧水池だったようです。やはり古代の海と湧水と遺跡や城跡とはセットのようですね\(^o^)/。
その後、黒目川の上流の新座市に妙音沢という湧水があることを知って、2016年に行ってみました。
ここもハケ下から清冽な水がコンコンと湧き出して、黒目川に流れ込んでいる魅力的な場所でした。これらの黒目川沿いの湧水も武蔵野台地の宙水だったのですね。黒目川沿いにも湧水が多く、湧水の周りにはやはり遺跡があるようで、この湧水の上の台地の端にもやはり縄文時代の遺跡があるそうです。
妙音沢
行政区ごとに考えるのではなく、「川の流域」とか武蔵野台地の端」かといったくくりで遺跡を眺めると、いろいろなことが分かってくるのですけれどね~。