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武蔵野台地と湧水44 黒目川と妙音沢2

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2019.1.28 武蔵野台地と湧水44 黒目川と妙音沢2

 
ハケ下から湧き出した妙音沢の湧水は、↓のように黒目川に流れ込んでいました。かなりの湧水量があるようだったので調べてみたら毎分1トンの湧水があるそうで、環境省が所管する「平成の名水百選」に選定されているそうです。「平成の名水百選」を調べてみたら、東久留米市の南沢湧水群も選定されていました(^o^)
 
黒目川に流れ込む妙音沢の湧水
イメージ 1


暗渠化された川を調べると、よく洪水を起こしていたと記されているのですが、昭和の初め頃までの湧水量というのはそれほどに多かったのですね。
 
妙音沢のハケは↓のようになっていて、見上げるとハケの縁ぎりぎりまで家が建っているのが見えました。斜面部分は緑地保存地区として樹林が残されているようですが、航空写真を見ると台地の上はほとんど住宅になってしまっていますから、これから湧水量はだんだんに減ってきてしまうのでしょうね(T_T)
 
イメージ 2


ここにも湧水を説明する地層の断面図があり、縄文遺跡があることが記されていました。世田谷城は世田谷区、石神井城は練馬区、滝野川城は北区、岡の城山は朝霞市、と一つ一つを見ればバラバラに見えますが、行政区割りを取り払って並べてみると同じ時代の遺跡は、地層や地形がよく似た同じような場所にあることが分かります。

イメージ 3

↓は石神井の三宝寺池のハケで、ここはハケの上が石神井城の跡ということで、宅地化されずに樹林が保存されていますが、↑の妙音沢のハケとよく似ていると思いませんか(^o^)
 
イメージ 4

湧水地には木道が設置されていましたが、
イメージ 5

これは平成25に設置されたものだそうです。私が行ったのは2016年だったけれど、設置されてから何年経っていたのだろう?平成25年は西暦では何年だっけ?とまた考えてしまいました。

今はまだ平成31年ですから25年は6年前で木道が設置されたのは2013年だとすぐに計算できますが、昭和だとそうはいかなくてすぐには何年前のことなのかが分かりません。5月以降のことを考えると今からうんざりします<(_ _)>。どうしても元号表記でなければならないもの以外は西暦表示にしてほしいものです。



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