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武蔵野台地と湧水 石神井の100mプール

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2019.1.24 武蔵野台地と湧水 石神井の100mプール
 
三宝寺池の周辺の遺跡と、石神井の100mプールがどこにあったのかを確かめようと石神井公園に行ってみました(^o^)
 
「釣り具一式」と書いてあった公園内の売店で聞いてみると、「この店の前が釣り堀で、釣り堀になる前はプールだった。今水辺観察園になっている所がそうだ」ということでしたが、水辺観察園の開園は平成元年だそうですから、30年前までは釣り堀だったのですね。
 
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水辺観察園 店側から
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反対側から 
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店のすぐ近くに水路があって音を立てて水が流れていたので、これが100mプールの水源の湧水だったのかな?と思ったのですが、その水は深井戸から汲み上げている地下水でした。

地層と井戸 
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絶え間なくかなりの量が流れているようだったのですが、池の水は濁ってよどんでいましたから、かつての湧水量はそんなものではなかったのでしょう。この湧水は、江戸時代にはいかなる日照りにも涸れないといわれていたそうですし、昭和30年代頃までは、真冬でも池面が凍らない「不凍池」として知られていたのだそうです。けれど何年か前の冬に行った時には、石神井城址の下になる北側の池面には厚い氷が張っていました。湧水が減ってしまったからなのでしょうね<(_ _)>
 
石神井城址の碑 
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この崖の上に豊島氏の石神井城があったそうです。

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そして石神井川と三宝寺池に挟まれたこの舌状台地には、中世の城跡だけではなく、旧石器時代から中世に渡っての遺跡が台地全体に広がっているのだそうです。

やはり湧水のある所には旧石器時代から人が住んでいて、湧水量の多かったここには多くの遺跡が残されているようですね。

練馬区内では48ヵ所の旧石器時代の遺跡が確認されているそうです。 
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