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学者さんたちの常識38 費用のことは考えなくてよい

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2018.10.5 学者さんたちの常識38 費用のことは考えなくてよい
 
『記紀』を信奉する学者さんたちの常識では、国は欲しいと言えば譲ってもらえるもので(国譲り)、天皇は「見まほし」の一言で何でも手に入れることができ、甥(と騙られている)の大友皇子から王位を奪いたいと思えばアマテラスが現れて望みを叶えてくれる(壬申の乱)もので、費用のことは全く考えなくてもいいようです(^_^.)
 
学者さんたちと同じようにそんなオハナシを信じていた私も費用のことなど考えてみたこともなかったのですが(^_^.)、アメリカや中国の軍事予算の額や日本がアメリカから購入している軍用機や兵器などの額を聞いて驚き、現実には願っただけで費用なしで手に入るものなど何一つないし、戦というものは気が遠くなるほどの費用がかかるものだということにやっと思い至りました。『時の娘』の作者が記した「歴史の真実は物語には無く、会計簿にある」ということが実感として分かったわけです(^o^)
 
日本がアメリカから買った装備がどのくらいかというと、防衛省のまとめによれば、平成23年度には589億円だった「FMS」による調達額は、平成28年度には8倍以上の4881億円になっているそうです。トランプさんはもっともっと買えと要求していますから、30年度の調達費はさらに増えているのでしょうね。
 
学者さんたちと同じように『記紀』のオハナシを信じている(ふりをしている?)「日本会議」所属の議員さんたちは、現実離れした学者さんたちとは違ってアメリカに支払う現実の費用のことを考えなければなりませんから、それが稲田朋美氏の「子供手当をそっくり軍事費に回せばいい」という発言になったのでしょうか。
 
その稲田氏が今回総裁特別補佐になったということは、安倍首相や「日本会議」の本音を代弁していたということなのでしょうね<(_ _)>。「会計簿」のことを考えてみたら、古代史の謎が解けてきたばかりではなく、現在起きていることまで見えてきてしまったようです。
 
歴史学者さんたちが未だに『記紀』の荒唐無稽なオハナシを信奉し古代史をロマンだと考えているのは、「会計簿」について考えてみたことがないからかもしれません。なぜそう思ったかというと、以前killy様から紹介していただいた佐野勝司著『石ひとすじ 歴史の石を動かす』を読んだら、学者さんたちは何かをするには費用がかかるということを全く考えたことがないようだということが分かったからです(^_^.)

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ウソ八百の『記紀』に基づいた固定観念で机上で作り上げられたつじつま合わせの説や抽象的で観念的でよくわからない文章を読んでいるより、現場を知っている方々のお話や現場そのものの方がずっと真実を教えてくれるようです\(^o^)/。
 
 
 
台風24号が残していった塩害で、今日も電車が止まったりしているようですが<(__)>、我が家でも台風の翌日くらいからインターフォンがおかしくなっていて、何度も勝手に鳴った後、うんともすんとも言わなくなっていました。海からは遠いけれど、ひょっとしたらこれも塩害?と思いながら「大量の雨が降れば塩が流されて塩害は起きなかった」という解説を聞いていたら、外はかなりの雨になっていて、突然インターフォンが立て続けになり始めました<(_ _)>
 
雨が入って接触不良がおかしくなったのか、塩害によるものなのか判然としないのですが<(_ _)>、雨が上がった後治っていれば塩害だったということでしょうか?
 
 
 

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