「神道政治議員連盟」・「日本会議議員懇談会」・「みんなで靖国に参拝する国会議員の会」・「新しい教科書を作る会」はみな目的が同じのようだから、「神社本庁」関連の同じ人たちがやっているのではないかと思ったのですが、
歴史の謎解きをしているうちに、宗教と政治は歴史的にお互いに自分たちの利益のために利用しあってきたのだということが政治音痴の私にもだんだん分かってきました。
「神道政治連盟」は神社本庁が政治に参入するために作った組織で、神社本庁総長の田中恆清氏は「日本会議」の副会長だそうですし、神社本庁が所有する莫大な資産には、歴史教科書を出版している教科書会社の株式が含まれているのだそうです。
「森友学園の政治家の口利きと財務省の忖度問題」や「前川氏の講演への赤池・池田議員の口出しと文科省の忖度問題」は、神社本庁の関連組織に属する議員たちによるもので、彼らに票と金を提供した神社本庁の意向に沿った行動だったようですし、
教科書の検閲で、道徳の教科書のパン屋が和菓子屋に変更させられ、歴史教科書の「厩戸王」の表記が「聖徳太子」に戻させられたのも、新指導要領から「アクティブラーニング(能動的学習)」が消えたのも根は同じで、その大元は「神社本庁」のようです。
文科省には議員を通じて圧力がかけられ、教科書会社には大株主の神社本庁から圧力がかけられたのでしょうか?世界に伍する知的創造や人材育成には「書かれた内容を鵜呑みにしない批判的な思考力(クリティカルシンキング)」が不可欠だ」と考えて「新学習指導要領」の作成に実際に取り組んできた文科省の人たちには徒労感が残ったことでしょうね<(_ _)>。
トーンダウンさせられて「主体的・対話的で深い学び」という言葉に置き換えられた授業さえも、まだ始まらないうちから内容をチェックされ圧力をかけられるのだろうということが「前川氏の講演への赤池・池田議員の口出しと文科省の忖度問題」であらわになったようですし。
森友問題は、籠池氏が国有の土地を不当に安く手に入れたということが問題なのではなく、「虚偽の国家神道」による子供への洗脳教育を掲げる森友学園の建設を政府と官僚が一体となって押し進めていたことが問題なのであって、その背後に広がる闇は深く、その根も深いようです<(_ )>。
ネコビタイ便り
夏のような日が続いていて、原種の赤いチューリップはあっという間に終わってしまい、昨日は↓のようだったピンクの原種のチューリップは、
今日はもう開いてしまいました。
例年は5月初めに咲き始めるナニワイバラの蕾も大きくなっていますから、これも早く咲いて早く終わってしまいそうです。