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水稲荷と穴八幡13 高田富士

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2018.1.17 水稲荷と穴八幡13 高田富士

 

「山吹の里」の碑が確認できたので、次は高田富士へ。

 

水稲荷の表参道の石段を上って右手を観察すると、建物の屋根の上に、記事の写真にあった鉦を吊るす板(?)が見えました。どこにあるのか分からなかった高田富士は、この建物の後ろに隠れていたようです(^o^) 。

 

表参道

イメージ 1

 

屋根のすぐ上の杭があるところが富士塚の山頂のようです。

 
イメージ 2

 
イメージ 3

 

でもこれは、もし↓の記事の写真を見ていなければ、そこに富士塚があることも、それが富士塚の山頂であることも絶対に分からなかったでしょうね。

 

さて、高田富士の場所は分かったのですが、建物があって山頂しか見えませんし、締め切ってあって近づくこともできません<(_ _)>

 

けれど、そこは甘泉園の敷地に接している場所のようなので、すぐ横にある門から甘泉園に入ってみると、やはり甘泉園とは地続きだったのですが、フェンスで仕切られた向こう側にはなにやら汚らしいものが視界を遮るようにフェンスに沿って並んでいて、甘泉園の景観を損ねていました<(_ _)>

 
イメージ 4

 
イメージ 5

 

ちょうど甘泉園の管理の方が園内を巡回していたので、富士塚がある場所は甘泉園の敷地なのでありませんか?と聞いてみると、「ああ、あれは水稲荷さんの方です。詳しいことは知らないけれど」というお返事でした。


「遷座の記」には、5年の交渉(?)の末に元の社地に1300余坪を付け足して交換したことが記されていましたから、その時に甘泉園の敷地のうちの参道部分と富士塚を移したこの部分も境内になったようです。

 

甘泉園の方からは、目隠し(?)が切れた所から「富士」が見えたのですが、その富士塚にはあまり溶岩はないようでした。

 
イメージ 6

 
イメージ 7

 

ふつう古墳には葺石が葺いてあるのに、社殿裏の富塚古墳には溶岩が積まれていたので、私は富塚が富士塚なのだと思ったのですが、これは元の富士塚にあった溶岩を葺石の代わりに古墳に使ってしまったということでしょうか?


溶岩を積んだような富塚古墳

イメージ 8

 

富士塚があるのは道際だということが分かったので、道路の方からなら富士塚が見えるかもしれないと思ったのですがまったく見えませんでした。

 
イメージ 9

 

右は甘泉園で、フェンスの所から境内になっているようです。富士塚はこのフェンスの中にあるのですが、どこにあるのか全く分かりませんね<(_ _)>

 
 

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