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大鹿村の「山塩」と「塩畑」

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2015.9.26 大鹿村の「山塩」と「塩畑」

 

旧鹿塩村では、しっかりと「山塩」を入手してきましたよ\(^o^)/。「塩の里」の観光案内所に行ってみたら、「おひとり様一袋かぎり」で販売されていて、山塩を使った羊羹などお菓子も各種売られていたので、塩飴も買ってきました(^o^)


塩の里

イメージ 8

 

山塩

 
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塩飴

 
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ここでは「鹿塩で塩作りを許可されているのは一人だけ」という説明だったのですが、その後お食事処で支払いをしていたらレジの脇にも塩が置いてあり、こちらには「塩畑」と書いてありました。同じものなのかどうかを聞いてみると違うと言う返事だったので、どう違うのか聞くと、塩を作っている旅館が二軒あって、作っている人と作り方が違うということだったのでこれも買ってみました(^_-)

 

塩畑

 
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「山塩」は白く、「工程:平釜」と記されていますが、「塩畑」の方は薄く色が付いていて工程は記されていません。成分も微妙に違うようで「塩畑」の方がナトリウムが少なく、カリウム・カルシウム・マグネシウムなどが多いようです。どう違うのか舐めて味を比べてみようかな♪


 山塩の成分
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塩畑の成分

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どちらも「食塩」となっているのですが、ナトリウムの含有量は「山塩」が100g38g、「塩畑」は27gです。塩は、日本の塩事業法では「塩化ナトリウムの含有量が100分の40以上の固形物」と定義されているそうですから、これは日本の塩事業法では「食塩」とは認められていないのかな?

鹿塩温泉水の成分
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「塩」の定義は何だろう?とwikipediaを見てみたら、ついでに「日本の塩の自給率は、食用塩は85%だが工業用を含めると全消費量の85%を輸入に頼っている」ということが分かりました。塩水の海に囲まれているのに日本は塩の輸出国ではなく輸入国だったのですね。また一つ眼からウロコが落ちました(^o^)

 

 yst*n*zさまがコメントで教えて下さった黒部銑次郎さんは↓のような方でした(^o^)1847年に徳島で生まれ、塩田を見て育った銑次郎さんは、18歳の時に外国には岩塩の鉱山が存在することを知って衝撃を受け、鹿塩に塩水が湧くことを知って明治8年に入村し、一生を岩塩発掘の夢にかけたのだそうです。若い時に出会って衝撃を受けたものが一生の方向を決めてしまうことって多いようですね(^o^)

 
イメージ 7

副業として山塩飴を作って売り始めたのも黒部銑次郎さんだったそうです。



 

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