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鹿島神宮の宮司は中臣氏?鹿島氏?14

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2017.5.2 鹿島神宮の宮司は中臣氏?鹿島氏?14

 

新学習指導要領の歴史教育について考えていたら、28日の夕刊に「歴史って楽しいよ」と言う記事が載っていました(^o^)。一部では歴史を学ぶ意味を生徒に実感させ、「もっと知りたい」という気持ちをかきたてる授業が始まっているのだそうです。まだほんの一部なのでしょうけれど・・・・・

 
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米英を中心に海外で評価の高い歴史の授業の特徴は、因果関係を考えさせたり、複数の資料を批判的に読み込んで自分の見方を述べさせたりと生徒の思考力を鍛えることにある。時間の流れを追うことが中心の日本とは大きく異なる。日本や世界の過去を知ることで視野を広げ、未来に生かすことが歴史を学ぶ意義の一つだ。

 

ということなのですが、そういう授業をできる先生が増えて、論理的に歴史の因果関係を考えるということが定着してくれば、ここに書いてきたようなことを頭から「でたらめもでたらめ!!」などという人は減ってくるかもしれませんね(^o^)

 

どこがどう違っているのかを指摘することもなく、ただ「でたらめもでたらめ!!」などと決めつけるのは、多分論理性や因果関係などを全く無視した既存の説を無批判に信奉している人で、『時の娘』の作者が言うところの「おかしなことにあなたが誰かに神話の真相を教えてやるとすると、その人は神話を伝えた人のことは怒らないであなたのことを怒る。誰しも自分の考えていることをひっくり返されるのは嫌なのだ。」ということなのでしょうから(^_-)

 

でも実際は、思考力を鍛えるような意欲的な授業をする(できる)先生はほんの一握りで、教科書通りに既存の説を無批判に受け売りする先生が大部分なのでしょうね<(_ _)>

 

たとえば「厩戸王」に関しては、保守系の「新しい歴史教科書をつくる会」が「聖徳太子を抹殺すれば、古代史のストーリーはほとんど崩壊する」などと批判し、反対意見を送るように会員らに働きかけた結果、従来通りの「聖徳太子」に戻されたようです。

 

反対意見を送った人たちは既存の説を信奉し、子供たちにそれをそのまま教え込むことになんの疑問も感じていない人たちなのでしょうね<(_ _)>。でもその人たちが属する会がどうして「新しい歴史教科書をつくる会」なのでしょう?「既存の説を守る会」「神話のウソを教え込む会」なのでは???

 

この「厩戸王」を「聖徳太子」に戻すということについては、3月に↓の「聖徳太子?厩戸王?」で、「一般からの意見公募で聖徳太子に戻した」というのは本当なのだろうか?と疑問を書いたのですが、

 

やはり一般の声ではなく、意図的に集められた「新しい歴史教科書をつくる会」の会員の声だったのですね<(_ _)>。同会はこの修正を「大勝利」としているそうですから、この会に属する人達にとっては、「批判的な思考力(クリティカルシンキング)」を否定し、既存の説を守ることができた」ことが「大勝利」だということのようです<(_ _)>

 

「日本会議」も「新しい歴史教科書をつくる会」も「批判的な思考力(クリティカルシンキング)」など必要ない、論理性など考えずに自分たちが教えることをひたすら信じていればいいのだ、ということのようですが<(_ _)>、ひょっとするとどちらのメンバーも同じ人達なのでしょうか(-_-)???



 

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