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 新しいカミサマ?新しい神社?

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2017.3.17 新しいカミサマ?新しい神社?

 

八百万もいるカミサマと神社って本当に分かりにくいのですよね~。稲荷社や八幡社や神明社のような祖廟ではないものもたくさんあり、そちらの方がずっと数が多いということがここまでに分かりましたが<(_ _)>

 

聞いたことのない神社もたくさんありますし<(_ _)>


イメージ 1

 

2010年のこの時はたまたま道路の看板を見て、初めて見る名前の神社だけれど、祭神になっているウサツヒメは、東征以前から宇佐にいたのだから古い神社に違いないと思い、予定にはなかったのですが行ってみることにしました。

 

古い神社を探しながら川の縁まで行ったのですが、見つけることができなかったので、「看板が出ているのに変だね~。」「これから造る神社なのかな?」「天龍大神と津地妃子って何だろう?」「どうしてウサツヒメだけでウサツヒコはいないのかな?」などと疑問を口にしながら国道まで引き返したのですが、「天龍津地妃子神社」は、カミサマは古いけれど想像したような古い神社ではなかったので分からなかったのかもしれませんね<(_ _)>

 

やはりこの時に行った談山神社には「恋神社」があり、建物は重要文化財にもなっている古いものでしたが、この名前は新しいものなのでしょうね。祖廟に「恋神社」などという名前が付いていたはずはありませんから(^_-)

 

この時は古い境内案内図を見て、この神社が元は春日神社だったことが分かったのですが、春日神社なら祭神は「武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神」のはずですから、それではこの人達がここでは「恋のカミサマ」になっているのかな?と疑問が湧いてきたので、改めて調べてみました。

 

何時から「恋神社」になったのか、祭神が差し替えられているのかどうかは分かりませんでしたが、ここには中臣鎌足の妻の鏡女王(かがみのおおきみ)の像が置いてあるそうで、恋の成就で有名な「恋むすび守」も販売されているそうです(^o^)

 

でも、鎌足と鏡女王は恋が成就して結ばれたのではなく、中大兄の妻の一人ですでに中大兄の子を宿していた鏡女王が鎌足に下賜されたということのようですけれどね(^_-)


位人臣をきわめたという不比等は「国津族の鎌足」の子ではなかったようです。このことについては「古代の地形から『記紀』の謎を解く」の第14章の「藤原不比等は本当に中臣鎌足の子だったのか?」をご参照ください。
 

談山神社


イメージ 2

イメージ 3

 
イメージ 4


2012年に見た鶴見神社の「晴明宮」は新しいカミサマを祀る新しい神社でした(^o^)


イメージ 5

イメージ 6

 

カミサマ(神職?)って変わり身も早いし、時流に合わせた商売の上手な人が多いようですね。商店がものを売るとそれは商行為ですが、神社がものを売ってもそれは宗教活動になるようですし・・・・・

 

そういえば、2012年に初めて行った大阪では、天磐船で降臨したというニギハヤヒノミコトが「でんぼ(できもの)のカミサマ」になっていました。


でんぼって何?
 

以前「耳鳴りのカミサマ」だと聞いたことがあったのですが、こちらは調べてみたら参道の漢方薬店が勝手に「耳鳴りのカミサマ」に仕立てて薬を売っていたようで、その漢方薬店がなくなったので「耳鳴りのカミサマ」という御神徳は消滅したようでした(^_-)




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